今の仕事が向いてないかも…
逃げるのは甘えなのかな…？
仕事がうまくいかないと、何もかもが嫌になって逃げたくなってしまいますよね。
でも、逃げ出すことは甘えではありません。
むしろ生きる上で大切な考え方だと僕は強く思っています。
本記事では、「仕事に向いてなくて逃げたい」という感情に対して、どのように向き合っていったらいいのかお伝えします。
今後の働き方や生き方に迷っている人は、ぜひ最後までご覧ください。
「仕事が向いてないから逃げたい」と感じる人の共通点
なんなく仕事をこなせる人もいれば、すぐに逃げたくなってしまう人もいます。
かくいう僕も、「仕事＝辛いこと」という方程式が脳に刻み込まれていたため、働くことが苦痛でたまりませんでした。
仕事が向いていないから逃げたいと感じる人には、いくつかの共通点があります。
- 人付き合いが苦手
- 上司や先輩に怒られる
- ネガティブ思考に陥りやすい
- 緊張やプレッシャーを感じやすい
- 仕事がキャパオーバーで限界
- 周りとの温度差を感じる
- HSPで会社員が合っていない
いずれか1つでも当てはまっているなら、逃げたいと思うのも無理はありません。
自分の働き方を見直すきっかけになるため、ぜひチェックしてみてください。
人付き合いが苦手
人付き合いが苦手な人は、仕事から逃げたいと感じることが多いでしょう。
仕事は上司や先輩から指示を受けたり、同僚やチームの人と協力しながら進めるケースが多いでしょう。
仕事内容にもよりますが、基本的に仕事は他者とのコミュニケーションがどうしても発生します。
人付き合いが苦手だと、職場の人間関係でストレスとなり、働くこと自体が向いてないと感じることもあるでしょう。
上司や先輩に怒られる
上司や先輩から怒られることが多いと、自信やモチベーションを失ってしまいますよね。
何度言えばわかるんだ！
すみません…
指導のときに怒りの感情を表に出すのは、本来であれば上司や先輩がすべきことではありません。
とはいえ、会社にはいろんな人がいます。
威圧的な態度を取られるとビクビクしてしまい、仕事に行くのが嫌になってしまいますよね。
こんな日々が続けば、「向いてない」「逃げたい」と感じるのも無理はありません。
ネガティブ思考に陥りやすい
他人の言葉を必要以上にネガティブに受け取ってしまう人は、仕事に向いてないと思い込んでしまうケースがあります。
次はここを気をつけるといいよ
今日も上司に指摘された。自分には能力がないのかな…
でももしかしたら上司は、あなたの才能や真面目な性格を評価してアドバイスをくれたのかもしれません。
しかしネガティブ思考が強いと、言われたことを極端に悪い方向に捉え、自分の心を自分で傷つける妄想をしてしまうのです。
結果として仕事が嫌になり、逃げ出したくなったり仕事が長続きしなかったりします。
緊張やプレッシャーを感じやすい
緊張やプレッシャーを感じやすい人も、仕事が嫌になり逃げ出したくなる傾向にあります。
しかし、緊張やプレッシャーを感じるということは、それだけ真面目に仕事をしている証拠なんですよね。
「適当にやってればいいや」という人を羨ましく感じるかもしれません。
しかし彼らは、緊張やプレッシャーを感じにくい代わりに、仕事の雑さが目立ちます。
どちらが優れているという話ではなく、それぞれに良さがあるということですね。
緊張やプレッシャーを感じる場面に出くわすと、途端に仕事から逃げたくなってしまうかもしれません。
しかし、だからこそ丁寧にコツコツと仕事をこなせるというポジティブな面も併せ持っているのです。
仕事がキャパオーバーで限界
残業続きなどで仕事がキャパオーバーになっている場合も、仕事から逃げたいと感じる原因となります。
仕事終わりに体力や気力が残っていなかったり、休日もぐったりしてしまうなら、キャパオーバーになっている証拠です。
特に、向いてない仕事を任された場合は、時間内にタスクが終わらせるのが難しくなり、心身ともに疲れてしまうでしょう。
キャパオーバーの限界値は人によって異なるため、周りが平気でも自分はクタクタということもありますよね。
人によっては、残業をほとんどしていなくてもいつの間にかキャパオーバーを迎え、仕事から逃げたいと思う人も少なくありません。
周りとの温度差を感じる
周りはやる気いっぱいで自発的に仕事をしているのに対して、自分はそこまで前向きに仕事に向き合えないという人もいるでしょう。
このように、周りとの温度差を感じると、
なんで皆そんなに頑張れるんだろう…
と疎外感が強まっていきます。
仕事を進める中で周りとの温度差を感じるなら、今の仕事が向いてないといえます。
HSPで会社員が合っていない
HSPの気質がある人は、そもそも会社員という働き方が向いてない可能性があります。
HSPとは生まれつき五感が敏感で、良くも悪くも周りの環境から刺激を受けやすい気質のことです。
コミュニケーションひとつ取っても、他人の些細な一言を深く受け取り、言葉の裏側を考えすぎてしまいます。
このように、職場という空間はそもそも刺激が多いため、HSPとは相性が悪いのです。
「仕事が向いてない」で逃げるのは甘えではない理由
仕事で壁にぶつかったとき、立ち向かって克服するか、それとも逃げてしまうべきか、悩んだりしますよね。
ここで逃げてたらどこに行ってもやっていけないぞ！
と言う人もいれば、
無理せず逃げるのは甘えじゃないよ！
と言う人もいます。
僕自身の考えとしては、逃げることは甘えではないと思っています。
それどころか、人生には逃げるべきタイミングがあるとさえ思っています。
逃げは「より良い環境へのお引越し」だから
「逃げ」というと聞こえは悪いですが、「より良い環境へのお引越し」です。
今より心地よい生き方を手に入れたいという前向きな行動こそが逃げだと強く実感しています。
そう考えると実は、逃げって自分を大切にする前向きな行動なんですよね。
逃げ否定派の、
そのくらい耐えられなくてどうするんだ！
「そのくらい耐えられなくてどうするんだ！」
という発言は、逃げたくても逃げられなかった人が発する
自分はあれだけ苦しい思いをしたんだから、お前も同じ苦しみを味わうべきだ！
という妬みのようなものであり、それこそ自分を大切にできない人の甘えです。
仕事が向いてないと思ったら素直に逃げることは、自分を大切にする立派な行動なんだと理解しておきましょう。
置かれた場所で咲く必要はないから
今いる環境に無理して合わせながら生きていく必要はまったくありません。
むしろ、合わない働き方や環境に我慢し続けるほうが心に毒です。
「石の上にも3年」なんて言葉もありますが、置かれた場所で咲かないといけないルールなどありません。
仕事が向いていないと感じたなら、それは決して甘えではなく、単に自分が咲くべき場所ではなかっただけということです。
人生は一度きりしかないから
向いてない仕事をイヤイヤ続けながらこの先何十年と過ごすのは、ものすごく苦痛ですよね。
僕が仕事から逃げたいと思ったのは、職場にいる10歳上の先輩の働き方を見たときでした。
忙しさに追われプライベートを犠牲にしてまで会社に尽くす先輩を見て、「これが未来の自分の姿なんだ…」と想像しただけで逃げ出したくなったのです。
その先輩にとってはその人生で満足かもしれないけど、僕は嫌で嫌で仕方ありませんでした。
人生は一度きりしかないからこそ、不満しかない現状から逃げて、もっと幸せな人生を送りたいと思ったのです。
ある調査によれば、人が死ぬ瞬間に一番後悔することは
もっと自分らしく生きれば良かった…
だそうです。そんな後悔で人生を終えるなんて嫌ですよね…。
これからの人生、自分がどう生きるかは自分の意志で選べます。
仕事が向いてないときに逃げたいと思うのは、決して甘えではないと覚えておいてくださいね。
仕事に向いてないから逃げたい人へ｜3つの選択フローチャート
仕事に向いてないから逃げたいという人は、最適な解決策を上記のフローチャートから見つけてみてください。
その時の状況に応じて、最適な選択は以下の3つに分かれます。
- ①現状に耐える
- ②改善を求める
- ③環境を変える
間違った選択をしてしまうと、仕事から逃げたい苦痛がこの先も延々と続くことになりかねません。
上記のフローチャートに沿って質問に答え、当てはまる項目をチェックしてみてくださいね。
①現状に耐える
現状維持した先に不満が解消する見込みがあるか？
この質問にYesと答えた人は、現状に耐えることが解決策になります。
例えば、自分に向いている仕事を与えられずキャパオーバーに感じている場合を考えてみましょう。
仮に自分が3ヶ月後に部署異動となる可能性があるなら、少しの間は辛抱してみると良いでしょう。
しかし、耐えていても現状の不満が良くなる見込みがないと思うなら、待っていても状況が改善する可能性は低いです。
それどころか、我慢を続けるといつか限界がきて、まともに働けなくなる可能性もあります。
自身のメンタルを最優先に考えるためにも、次の質問に移ってください。
②改善を求める
今の仕事内容は好きか？
答えがYesなら、勢いで今の仕事を辞める前にいったん立ち止まり、上司あるいは信頼できる人に改善を求めてみてください。
例えば、「今の仕事はそれなりに好きで興味があるけれども、仕事がキャパオーバーで限界にきている」というケースを考えてみましょう。
仕事がキャパオーバーになってしまうのは、仕事に向いてないからではありません。
上司が部下を適切に管理できていないからであり、それは相手側の責任です。
本来、上司は部下が気持ちよく仕事できる環境を整えるのが役割ですからね。
あなたがそこまで責任を感じる必要はないのです。
だからこそ、
今これだけの仕事を抱えていて、とても時間内に終えられそうにないのですが、どうしたらいいでしょうか…
このように、困っていることを言葉にして伝えてみてください。
実は、上司は部下がキャパオーバーに陥っていることすら把握していないケースもあります。
まずは自分がピンチになっていることを上司に理解してもらうことから始めましょう。
③環境を変える
改善を求めても状況が良くならなかった場合は、環境を変えてしまうのが得策です。
会社は多くの人が所属する組織なので、自分の思い通りにいくことばかりではないですよね。
向いてない仕事を続けるのが辛い…
とイヤイヤ仕事を続けるのは、本当に辛いです。
そういうときは仕事の種類を変えられないか検討してみましょう。
今の仕事を一生続けないといけないなんてルールはないですからね。
むしろずっと同じ仕事で仕事人生を終える人のほうが少ないくらいです。
世の中には数え切れないほど多くの種類の仕事があります。
対面でのコミュニケーション力が求められる仕事が向いてないなら、在宅ワークという手もありますよね。
今の時代、どんな風に働くかは自由ですし、可能性は無限大です。
僕も今の仕事が向いてないと思ったからこそ、Webライターから在宅ワークを始めました。
もしあなたが、
今の仕事が合っていないかも…
と思うなら、一日でも早く環境を変えるために行動しましょう。
環境を変えることは決して逃げではありません。
より良い人生を叶えるための手段ということを覚えておいてくださいね。
「仕事が向いてない」が理由で逃げるときの注意点
前述の通り、仕事が向いてないと感じるときは逃げたほうがいいです。
しかし、逃げを選択するときにはいくつか注意点があります。
- 衝動的に仕事を辞めない
- 職種で仕事を選ばない
- 「なぜ？」ベースで深掘りする
人生の選択に失敗して後悔しないためにも、必ずチェックしておきましょう。
衝動的に仕事を辞めない
今の仕事に向いてないからすぐ辞めちゃおう！
と勢いで仕事を辞めるのはおすすめしません。
衝動的に辞めても、また同じ問題に直面する可能性があるからです。
特に、以下が原因で逃げたい場合には、いったん立ち止まって考える必要があります。
- 職場の人間関係が疲れる
- コミュニケーションに苦手意識がある
- そもそも会社員の働き方が合わない
勢いで辞めて次の会社に言っても、新しい上司や一緒に働く人が自分と合うかどうかは、入社してみなければわかりません。
仮に良い人と働けたとしても、その人がいつ異動になるかはわかりません。
あるいは、自分自身が異動になれば、異動先の人間関係が自分に合うとは限りませんよね。
つまり、会社という組織で働く以上は、人間関係をコントロールできないという不安定さが付きまとうのです。
もちろん、パワハラを受けていて相談窓口も取り合ってくれないような状況なら、心を壊す前に辞めるのが有効な選択肢でしょう。
しかし、そもそも辞めることが本当に解決につながるのかどうか、慎重にイメージしてから行動することをおすすめします。
職種で仕事を選ばない
業種や職種で仕事を選ぶのも、失敗の原因になります。
例えば、「事務の仕事が楽そう」と思って転職したとしても、
入ってみたらイメージと違った…
と後悔につながる可能性が高いです。
「◯◯になりたい」と具体的な職種に絞りすぎると、本当に自分に向いている仕事を見逃してしまう可能性があります。
そんなときは「どんな仕事がしたいか」を深掘りするのがおすすめです。
「なぜ？」ベースで深掘りする
向いてない仕事から正しく逃げるには、仕事を選ぶ段階で「なぜその仕事に興味を持ったのか？」を考えましょう。
「事務の仕事がしたい」と思ったのなら、「なぜ事務職がいいと思ったのか？」と自分に問いかけてみてください。
黙々と進められそうだと思ったから
それなら、最初から事務職に絞るのではなく、「黙々と取り組める仕事」へと範囲を広げてみてください。
黙々と取り組める仕事はなにも事務職だけではないですからね。
あるいは、あなたが遠い昔に抱いたことのある夢を思い浮かべてみてください。
例えば、幼少期の頃「保育士になりたい」という夢を抱いていたとします。
その場合、「保育士を目指そう」と考えるのではなく、「なぜ保育士を目指したいと思ったのか？」を考えてみてください。
その答えが
人を笑顔にしたり、感謝されたいから
であれば、保育士に限定する必要はありませんよね。
他人に喜んでもらえる仕事は、世の中に山ほどあります。
このように「なぜ？」を深掘りすることで、自分の可能性を狭めることなく本当に自分に合った仕事を見つけやすくなります。
仕事から逃げたい人は在宅ワークが向いている可能性大
僕の場合、昔から人付き合いが苦手で、職場という空間にものすごく息苦しさ感じていました。
表面上は偽りの自分を演じ、愛想良くふるまうこともできましたが、帰宅後はぐったり。
そんな日々を繰り返す中で、苦手な人とも関わらないといけない会社員の働き方は自分に合っていないと気づいたのです。
そこから色々と模索した結果、自分に合っていたのは以下のようなメリットを持つ在宅ワークでした。
- 対面のコミュニケーションがない
- 人間関係のストレスが軽減する
- 会社員を辞める道も見えてくる
他者と関わること自体が苦手な人は、在宅ワークが向いている可能性があります。
以下では、今の仕事が向いてないから逃げたいと感じている人に在宅ワークをおすすめしたい理由を解説します。
対面のコミュニケーションがない
在宅ワークはその名の通り、自宅で黙々と仕事するスタイルのため、仕事を間違えなければ対面のコミュニケーションは不要になります。
在宅ワークなら、人付き合いが苦手という特徴は何のマイナスにもなりませんからね。
理不尽に怒鳴ってくる上司や先輩もいません。
職場の人間関係に悩んでいる人ほど、在宅ワークの働き方はマッチしているといえます。
僕の場合は生活が心配だったので、本業はそのまま続けながら副業としてWebライターにチャレンジしました。
Webライターは在宅ワーク初心者でも取り組みやすく、煩わしい人間関係の心配もない働き方の一つです。
Webライターの具体的な仕事内容や働き方・始め方は、以下の記事で詳しく解説しています。
人間関係のストレスが軽減する
副業だと在宅ワークしても、本業の人間関係の悩みは解決しないのでは？
そう思った人もいるかもしれません。
しかし実は、本業を続けながら副業として在宅ワークに挑戦するスタイルでも、本業の人間関係のストレスは軽減します。
僕はもともと、
今日も上司に怒られた、最悪だ…
もうこの会社じゃ生きていけない…
と絶望する毎日を送っていました。
在宅ワークを始める前は人生の100％を本業に依存していたため、職場の人間関係で一つミスすることが人生の終わりのように感じていたのです。
しかし副業を始めることで、良い意味で本業の人間関係がどうでもいいと思えるようになりました。
人生のすべてを本業に依存していた状態から、本業と副業の2つに50％ずつ負担を分散できるようになったからです。
- 在宅ワークを始める前
本業：副業＝100％：0％ - 在宅ワークを始めた後
本業：副業＝50％：50％
在宅ワークに集中するようになってからは、本業と心の距離を置けるようになり、上司から怒られてもあまり気にしすぎることはなくなりました。
多少失敗しても、それなりに仕事をこなせればいいや！
と心の負担も軽くなっていったのです。
結果として、本業の仕事は今も続けながら、プラスアルファで在宅ワークをすることで、経済的にもメンタル的にも安定した生活を送っています。
会社員を辞める道も見えてくる
在宅ワークが波に乗れば、会社員を辞めるという生き方も見えてきます。
実際、副業として始めた在宅ワークが本業の収入を超え、いつの間にか在宅ワークが本業になっているという人も珍しくありません。
さて、ここであなたに質問です。
あなたが今、向いてない仕事をイヤイヤ続けているのはなぜですか？
今すぐ逃げるべきなのに、劣悪な人間関係の中で耐えているのはなぜですか？
その答えはおそらく、働かないと生活できないからではないでしょうか。
在宅ワークだけで生活できるレベルに到達してしまえば、この先の将来、無理して嫌な仕事と向き合う必要は一切なくなります。
いざとなったら会社員を辞めちゃおう！
そんな夢のような選択肢を現実にする力が、在宅ワークにはあるのです。
すごい時代になりましたよね。
人生というのは、いつ何が起きるかわかりません。
だからこそ僕は、本業で望まない異動を命じられたり、合わない人間関係の中に放り込まれたりしたときに対処できるよう、本業＋在宅ワークのスタイルで仕事を続けています。
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