独身女性というだけで肩身が狭い…
できることなら働きたくない…
仕事がうまくいかなかったり、自分の本当にやりたいことが分からなかったりすると「働くの嫌だな」と思うこともありますよね。
働くことは本来、生きていくうえで必要な経済面を支え、心身を活気づけて生活を豊かにしてくれるものです。
しかし、働くことが億劫になり働きたくないと思っている独身女性は、実は多くいます。
働きたくないと思う気持ちは、決して甘えではありません。
本記事では独身女性が「働きたくない」と感じる理由と、人生を好転させる5つの思考法を紹介します。
心が苦しいと思いながらふさぎ込んでしまう前に、ぜひ目を通してみてください。
独身女性が働きたくないと感じる理由
仕事は生きていく上で切っても切り離せないため、働きたくないと思いながら仕事を続けるのは苦しいですよね。
独身女性の人が働きたくないと感じる理由には以下の点が挙げられます。
- 人付き合いが苦手だから
- 嫌がらせやいじめが怖いから
- 婚期を逃したくないから
- HSP気質で疲れやすいから
自分に当てはまる項目はないか確認しながら読み進めてみてください。
人付き合いが苦手だから
人付き合いが苦手で、職場になじめずに働きたくないと思うこともありますよね。
人と全く関わらずに仕事をするのは難しく、内気な性格ゆえにうまくコミュニケーションが取れずに人間関係が理由で仕事を辞めてしまう人もいます。
職場では独身女性ということから
「相手はいるの？」「結婚しないの？」といった質問をされた経験がある人もいるのではないでしょうか。
仕事以外の踏み込んだプライベートな話が面倒だと感じて人付き合いも億劫になり、人間関係に苦手意識が生まれて働きたくないと思ってしまいます。
嫌がらせやいじめが怖いから
職場での嫌がらせやいじめが怖く、働きたくないと思う人もいます。
学校や職場など逃げられない環境で受けた嫌がらせやいじめがトラウマとなり、人と関わることを避けてしまうこともあるでしょう。
独身女性だからと悪口を言われたり、プライベートについて詮索されハラスメントを受ける可能性もあります。
一度受けた心の傷はなかなか癒えず、例え小さな失敗で叱られたことですら周りの目を気にして恐怖に感じてしまうこともあるでしょう。
婚期を逃したくないから
独身女性の悩みの一つとして、仕事が理由で婚期を逃してしまうのではないかと不安を感じる人もいます。
どうせ結婚したら今の仕事を続けるつもりはないし…
仕事に対してポジティブな思考であっても、結婚や子育てを機に辞めたり休んだりする将来を考えて、キャリアを諦めてしまうこともあるでしょう。
プライベートよりも仕事を優先するあまり、出会いの場を失ったり、パートナーとの時間が取れず別れてしまうなどの問題も出てきます。
仕事に時間も労力も奪われて婚期を逃してしまう前に、仕事を抑えたい、働きたくないという気持ちが出てくると考えられます。
HSP気質で疲れやすいから
「Highly Sensitive Person（非常に繊細な人）」という意味で、敏感な気質を持った人のこと
HSPはさまざまな刺激を強く受けるため、非HSPであれば気にならないような些細な音や匂いなども敏感に受け取ってしまい、心身が疲れを感じやすいです。
職場には多くの刺激がありますよね。敏感さに個人差はありますが、HSPは例えば以下のような刺激を苦手に感じる傾向があります。
- 人が激しく行き交うオフィス
- 鳴りやまない電話
- 同僚のコソコソした話し声
- 作業場の匂い
こうした刺激が積み重なり、心身ともに疲弊して健康に影響を及ぼしてしまうことも。
HSP気質が原因で疲労が溜まるとミスが増えて自信を失い、働く意欲がなくなってしまうこともあるでしょう。
働きたくない独身女性が人生を好転させる5つの思考法
働きたくないという気持ちを今のまま放っておいても、残念ながら状況は好転しません。
以下では、働きたくない独身女性が人生を好転させる5つの思考法を紹介します。
- ①辛さを他人と比べない
- ②嫉妬心に振り回されない
- ③結婚が幸せとは限らない
- ④運任せの人生は不安定
- ⑤何歳からでも幸せはつかめる
考え方を少し変えるだけで、働きたくないという感情や生きづらさを脱却でき、人生を豊かに感じられますよ。
①辛さを他人と比べない
働きたくないという気持ちをネガティブに捉えて、他人と比べて落ち込んでいませんか？
あの人はすごく頑張っているのに、それに比べて自分なんて…
辛さを他の人と比べる思考は要注意です。
あなたの思う辛さと他人が思う辛さの基準やレベルは、同じではありません。
働きたくないという辛い気持ちは、他人が思う辛さと比べられるものではないのです。
辛いと思う気持ちを否定せずに認めて、自分は自分、他人は他人と区別して考えましょう。
②嫉妬心に振り回されない
羨ましい、妬ましい気持ちに振り回されないようにしましょう。
たとえ他人を妬んでその人が不幸になったとしても、自分が幸せになれるわけではありません。
嫉妬せずに自分が幸せになるためには、他人ばかりを見て相手を下げるのではなく、自分自身と向き合う必要があります。
③結婚が幸せとは限らない
独身女性はいずれ結婚し、子供を育てることが人生の幸せだと思い込んでいませんか？
多様性がうたわれる現代では、結婚や働き方は人それぞれという考え方が広まってきています。
結婚は幸せになる手段の1つに過ぎません。
他人の結婚に対する幸せや世間が望む生き方が、自分が感じる幸せとイコールではないことを理解しましょう。
周りの意見に流されることなくしっかりと自分を持つことが、幸せへの近道になります。
④運任せの人生は不安定
根拠のない運を頼りに人生を歩むのは、とても不安定です。
いつかは幸せになりたい！
楽しい人生がやってきたらいいな！
とただ願っていても、幸せは勝手に舞い込んではきません。
宝くじに例えてみましょう。
当たってほしいと願って購入する宝くじですが、あなたの気持ちや意志だけでは当たり外れをコントロールすることはできません。
自分が思い描いている未来も、運を頼りに願うだけでは実現しません。
運を味方にしたいのであれば運任せにせず、少しずつでも自分を変えることから始めてみましょう。
口癖や思考癖、行動癖を変えるだけでも、あなたにとって掴めるチャンスや運を見つけられるようになりますよ。
⑤何歳からでも幸せはつかめる
このまま独身で年を取ればもっと生きづらくなる…
働きたくないという気持ちの中には、こうした将来や未来への不安もあることでしょう。
しかし、あなたの人生は誰かが決めるものではなく、あなた自身が決めて歩んでいくものです。
自分がどう生きていきたいのか、どう生きるかの選択肢は無限にあります。
今働いておらず無職だとしても、独身のまま働きたくないとしても、まずはそのままの自分を認めて、肯定してみましょう。
何歳になっても自分次第で幸せをつかめますし、幸せは手に入れられます。
他人の評価や世間の基準に合わせないことを心がけてみてくださいね。
独身女性で「働きたくない」のは悪いことじゃない
世間では「働いていて当たり前」「いい仕事に就くことが幸せにつながる」という見方もあります。
しかし、独身女性という生き方に対して世間体を気にしすぎたり、「働きたくない」という自分の声を無視し続けたりするのは危険です。
いずれは限界が訪れて心身の不調にもつながります。
以下では、働きたくないという気持ちについて掘り下げていきましょう。
- 【女性の本音】4人に1人以上は「働きたくない」！
- ネガティブ感情は人間に必要なもの
【女性の本音】4人に1人以上は「働きたくない」！
20〜50代の女性を対象にしたアンケートによると、「これからも働き続けたいですか？」という質問に対して、4人に1人以上が働きたくないとの回答でした。
出典：マイナビニュース
あなたが思う「働きたくない」という気持ちはごく普通のことであり、悪いことではないのです。
できれば働かずに自分の好きなことをしていたいし、今を生きることに精一杯な人もいます。
働きたくないと思う自分を責めるのではなく、今はそんな自分も含めて丸ごとOKサインを出してあげることから始めてみてください。
ネガティブ感情は人間に必要なもの
働きたくないという気持ちは一見ネガティブで悪いもののように思えるかもしれません。
しかし実は、ネガティブな感情ほど前向きでプラスの人生につながる種だったりします。
本音や不満があるということは現状に満足しておらず、よりよい方法や生き方を探している証拠でもありますよね。
「働きたくない」と声を挙げる独身女性の中には、本当は正社員で人並みに頑張りたいという人も、心の底から働きたくないという人もいるでしょう。
その本音や不満を抑圧してしまうと、余計に殻に閉じこもって、いつまでも同じ思考から抜け出せなくなる恐れがあります。
心の傷になる前に、ネガティブ感情に向き合って自分を大切にする思考を持ちましょう。
独身女性で働きたくないときこそ今後の生き方を見つめ直すチャンス
独身女性が働きたくないという気持ちを持つのは、決して甘えではありません。
なぜ働きたくないと思うのか、それは言い訳ではなく自分自身の本音でもあるのです。
本音を否定せず、お伝えした思考法を意識することで独身女性としてどう生きていきたいのか、自分だけの答えが見つかるはずです。
運任せにしたり周りに流されたりするほど、「働きたくない」という気持ちは強まってしまいます。
今回お伝えした思考法を何度も読み返し、今後の生き方を見つめ直すことで、何歳からでも人生は逆転できますよ。
