僕の母親はメンタル最強だった、という話

どうも、つむりです。

2020年はコロナやら何やらで
大変な1年でしたが、

僕はそれ以外にもいろんな意味で
大きな変化のあった1年でした

一番の変化は
母親と同居し始めた出来事

ということで
今回はその話をしたいと思います

少しだけお付き合いくださいね

母親からのSOS

過去のブログでも少し触れましたが
我が家は昔から母子家庭。

僕が15歳くらいの頃から
母親とは別々に暮らしていたのですが…

30歳になったある日、母親から突然の電話。

いつもならLINEでチャット飛ばしてくるのに
どうしたんだろう?と思いながら電話を取ると…

母親は一言、

「体調崩しちゃってもう働けない。どうしよう…」

詳しく話を聞いてみると、
どうやらリウマチになってしまったとのこと。

重いものを持ったり体を動かしすぎると
全身のあらゆる場所に炎症が起きて
赤くパンパンに腫れてしまう病気です

医者によると、原因は不明。

治療法もあるにはあるけど、
病気の進行を遅らせるのがメインであって
完治させるのは難しいとのこと。

母親は介護の仕事をしていました

介護ってかなり体力勝負らしいですね

お風呂などのお世話をしたり、
患者をベッドから車椅子に移動させたり、

力が必要とされる場面
少なくありません

少し物を持ち上げるだけで
手や腕が腫れ上がってしまうほどで

とてもリウマチ患者が
こなせるような仕事ではありませんでした

ただ、職場に相談はしたものの
誰ひとり理解してくれなかったそうです

「もう勘弁してくれない?」

「ホント迷惑なんだけど!!」

心配どころか
一方的に突き放される始末

それでも働かなきゃ生活できない
焦って無茶し続けた結果…

ついにドクターストップ
かかってしまいました

手指は異常なほど赤く膨れ上がり
全身も痛みで悲鳴を上げ始める

ペットボトルのフタがあけられず
まともに歩くことすらできない状態

ここまでの話だけでも
けっこう絶望的なのですが…

運が悪いことに
とある目の病気にも
かかってしまったのです

夜も眠れないほどの目の痛み
24時間続いたそうです

放っておけば
視界も見えなくなっていきます

最悪の場合、失明に至る病気。

当然、生きた心地はしません。

治す方法はただひとつ。

角膜と呼ばれる、目の表面の組織を
何度もガリガリ削る治療を繰り返すこと。

もちろん麻酔はするそうですが、これはもう
言葉にできないほど痛いらしいです…

一睡もできないほどの痛み。
それが何ヶ月も続いたそうです

苦しみを訴えかけるLINE
毎週のように届きました

日に日に病んでいく母親に僕は
何と言葉をかけていいかわかりませんでした

後から聞いた話ですが、
あまりにも目の痛みが苦痛すぎて

「今すぐ死んでラクになりたい…」

と何度も何度も思ったそうです

リウマチと目の病気が重なったことで
とても働ける状態ではなくなってしまい

ついにはうつ状態にもなってしまいました

なんとか今日を生き延びるためだけに
睡眠薬と抗不安薬を飲み続ける毎日

いつ倒れてもおかしくないくらい
心も体もボロボロの状態。。。

そんな様子が電話越しでも
痛いほど伝わってきました

そしていろいろと相談した結果、
母親と同居して暮らすことになった
というわけです

それから母親は
仕事を完全にストップして治療に専念。

今では、症状はかなり良くなり
まともに生活を送れるまで回復しました

一度絶望を経験した人は、強い。

さて、これにて一件落着…とはいかず
今度は僕の気持ちが沈んでしまう出来事が…

それは、部署異動。

10月に会社で部署異動があり
みんなの前に立って異動の挨拶
しなきゃならなかったんです

それが嫌で嫌で仕方なかったんですよね

昔からとにかく
新しい環境への変化が苦手だったんです

こんなこと、
母親が経験した苦しみに比べたら
笑ってしまうくらい小さすぎる悩みなのですが

それでもそのときの僕は
かなり気持ちが落ち込んでいました

ほんの1分程度のたかが挨拶なのですが、
過去に人前で失敗したときのトラウマというのは
やはりなかなか消えてくれない。

(詳しくはプロフィール記事を参照)

挨拶するときのことを想像するだけで
手汗や動悸が止まらなくなる…

でもそんなとき
母親はこう声をかけてくれました

「もっと気楽に生きな」

「そんな難しく考えなくていいんだよ」

自分をよく見せようとするから疲れちゃうんだよ」

ツラいなら休んじゃえばいいんじゃない?」

どれもふだんから
僕自身が他人に言っている言葉でしたが

当時の弱っていた僕のメンタルには
その言葉ひとつひとつが心に沁みて

もうね、、涙が出そうになりました…

いや、実際泣いてましたね。。。

胸に引っかかっていたモヤモヤが
サーっと溶けて消えていく感覚でした

人って他人に対しては
的確なアドバイスができるくせに

自分のことになると
どうしても視野が狭まって
冷静さを失ってしまうんですよね

自分への思いやりを後回しにして
気づいたらいつも忘れちゃってるんです

でもこのとき、そういった大切なことを
母親は思い出させてくれた

おかげでこの壁も乗り越えていけたわけで、
今ではものすごく感謝しています

ただ、こんなことを言ってはなんですが、

もともと母親は
ここまでおおらかで優しい性格では
ありませんでした。

リウマチになったからこそ
健康のありがたみを実感し、

職場に見放されたからこそ
思いやりの大切さに気づき、

うつになったからこそ
生きる素晴らしさを思い出した。

まさに、経験が人を変えた
ということなんだろうなぁ、と。

『一度絶望を経験した人は、強い。』

僕も母親のメンタルを見習わなきゃな
と思わされましたね

苦しみのさなかにいるときって
「なんで自分ばっかり…」
とネガティブに捉えてしまうものです

でもその分だけ

人の弱さに共感できる

つまり、
人に優しくなれる

という特権を持っている。

実際に僕は
そんな優しさに支えられて
なんとかここまで来られました

だから今度は
僕が恩返しをする番だと思っています

今までにもらった多くの優しさ。

それを何倍にも変えて
心から寄り添い支えていきたい。

大切なことを教えてくれた母親にもそうだし、
この記事をここまで読んでくれたあなたにも。

今まさに苦しんでいるあなたという種に
優しさという水を撒くことで

いつか自分の周りにもっと
優しい世界が花開いたらいいなぁ

と、そんな風に思っています。

P.S.

最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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