今日も職場で会話に入れなかったな…
どうして上手く会話に参加できないんだろう
職場で会話の輪に入れないと孤独感を抱いたり、惨めな気持ちになったりしますよね。
本記事では、職場で上手く会話に入れないと感じる人の理由や、それに対する5つの心が軽くなる考え方について解説します。
職場で会話に入れないことをストレスに感じている人は、ぜひ目を通してみてください。
職場で会話に入れない・雑談がストレスに感じる理由
職場で会話に入れない、雑談がストレスに感じる理由には、以下の5つが挙げられます。
- 世代が離れすぎているから
- ノリや価値観が合わないから
- 他人に興味がないから
- 周りの目が気になりすぎるから
- 孤独・仲間外れが怖いから
まず、職場で会話に入れないことから感じるストレスの原因を、詳しく見ていきましょう。
世代が離れすぎているから
職場で会話に入れない1つの原因として、世代が離れすぎていることが考えられます。
世代が離れすぎていると、もし会話に参加したとしても、相手の話している内容がよく理解できなかったりしますよね。
そのため、他の人は皆盛り上がっているのに自分だけ置いて行かれてしまうという状況や、とりあえず相槌だけを打って愛想笑いをすることになるのです。
また、世代が自分よりかなり上の人の場合、終始気を遣ってしまい、気疲れしてしまうこともあります。
ノリや価値観が合わないから
価値観が合わないことからも、会話に入れないストレスが発生する原因です。
価値観が合わない人同士の会話では相手と自分の考えが違うため、会話をしながら心の中でもやもやしたり、納得できないと感じる部分が出てきます。
とくに職場では、関わる人を選べないケースが多いため、価値観が合わないと感じながらも我慢して付き合うことでストレスになります。
他人に興味がないから
そもそも他人に興味がないため、職場での会話が苦痛に感じる人もいます。
主に休憩時間など、雑談の多くなる時間は、他人に興味のない人にとっては負担に感じてしまいます。
仮に会話を振られても他人に興味が無いため、話す内容が浮かばなかったり、素っ気ないものになってしまうんですよね。
また、相手に興味がないと思われないように、必死に会話を繰り広げようとする結果、疲れてしまうこともあります。
周りの目が気になりすぎるから
周囲の視線が気になり、職場の会話にストレスを感じる人もいます。
職場によっては雑談以外にもミーティングなど、複数人で話す機会が多いでしょう。
1対1の場合では、相手が話しているときは聞き役になり、相手が話していないときは話し役になれば、例え会話が苦手でも問題ありません。
しかし、3人以上の会話になると、自分がいつ発言するべきかタイミングを伺いすぎてしまい、会話に入れなくなるケースが多いです。
孤独・仲間外れが怖いから
職場の会話に入れないことで、孤独になるのを恐れていることが考えられます。
職場は毎日通う場所であり、週の大半を職場という環境に身を置いて過ごすものです。
そのため、必然的に職場では居心地良くありたいと考えますよね。
会話はストレスに感じるけど、仲間外れにされるのはもっと嫌だ…
その結果、職場で会話に入れないことに強く恐怖を感じてしまっていたり、無理して話をすることで精神的に疲弊してしまうのです。
職場で会話に入れない・雑談がストレスに感じる人の特徴
職場で会話に入れない人の特徴として、以下の3つが考えられます。
- 内向型
- HSP
- アダルトチルドレン
自分が当てはまっていると思うものはどれか、ひとつずつ確認してみてくださいね。
内向型
職場で会話に入れない人は、「内向型」に分類される可能性があります。
興味関心が自分の内側に向くことを内向型、逆に興味が外側に向くことを外向型といいます。
それぞれの特徴は下記のとおりです。
内向型 | 1人が好きで、考えることが好きな慎重派 |
外向型 | 人と関わるのが好きで、話すことが好きな大胆派 |
内向型や外向型は、心理学で表される内の1つの性格類型です。
内向型の人は、人付き合いが苦手で大人しく慎重な性格をしています。
他の特徴としては、自分のペースを大切にしていたり、人前で話すことがあまり得意ではないことなどが挙げられるでしょう。
一方、外向型は、社交的で刺激を好む大胆な性格をしています。
世の中には外向型の人の割合が多いため、内向型は職場の会話に入ることを苦手に感じやすいのです。
HSP
HSPとは、感受性が非常に高く、繊細で敏感な人のことを指します。
統計的に言えば、5人に1人がHSPに該当します。
しかし、約8割の人はHSPには当てはまらないため、HSPは中々周囲の理解を得られず生きづらいと感じてしまうでしょう。
HSPの特徴として、以下が挙げられます。
- 生活の変化に弱い
- 強い光や大きな音に敏感
- 一度に多くのことをこなすのが苦手
- 他人の気分にすぐ影響を受けてしまう
- 芸術や音楽に触れると度々感動する
など
上記の特徴に当てはまる人は、繊細さを持つHSPの可能性があります。
人間関係においても、HSPは自分の意見より相手の意見に合わせたり、会話中に空気を読みすぎてしまいがちです。
こうした特性から、会話においても人一倍疲弊してしまうため、HSPは職場の会話が苦手といえます。
アダルトチルドレン
アダルトチルドレンとは、子供の頃に家族から受けた出来事がトラウマとなり、そのまま大人に成長した人のことを指します。
親からの愛情を幼い頃に感じられないまま育つと、自尊心が低くなり、自分に自信が無くなります。
その結果、アダルトチルドレンは周りの期待に無理に応えようとしたり、はっきり断れないなど、自分の考えを抑えた行動を取る傾向があるのです。
このように、アダルトチルドレンは人間関係で問題を抱えやすいことから職場で会話に入れず強いストレスを感じやすいといえます。
職場で会話に入れない時に心が軽くなる5つの考え方
職場で会話に入れなくても、トーク力を磨く必要はありません。
会話のテクニックを身につけるために無理して努力しなくても、考え方を少し変えるだけで気持ちがラクになりますよ。
そこで以下では、5つの心が軽くなる考え方をご紹介します。
- ①無理に自分から話さなくてもいい
- ②聞き手も貴重な役割のひとつ
- ③会話の輪に加わらなくても問題ない
- ④職場の全員と仲良くできる人はいない
- ⑤そもそも職場は仲良しごっこの場ではない
職場で会話に入れない時、心が軽くなりたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
①無理に自分から話さなくてもいい
職場で会話に入れない状況でも、
自分もがんばって何か話さないと…!
なんて焦る必要はありません。
話がしたいと思った時は、自然と言葉が出てくるものですよね。
話したいことが特に無いのなら、無理に話さなくていいんです。
職場で会話に入ろうと無理しても負担が大きくなり、本来の仕事に支障が出る場合もあるでしょう。
自分を偽るのではなく、自分が本当に思う気持ちを大切にしましょう。
②聞き手も貴重な役割のひとつ
会話の中で、聞き手は受け身な印象を与えると思われがちですが、そんなことはありません。
会話とは、話し手と聞き手の双方がいて成り立つものです。
話す人ばかりいても聞き手がいなければ、話す人もスッキリとした気持ちにはなれません。
そのため、会話が苦手なら聞き手をキープすれば良いんです。
ただし、聞き手になった時は話し手が気持ちよく話せるよう、きちんと聞く姿勢を示すことが重要です。
聞き上手な聞き手になれば、会話に重宝される存在となれるでしょう。
③会話の輪に加わらなくても問題ない
職場で会話や雑談が繰り広げられていたとしても、絶対に加わらないといけない義務はありません。
会話に参加しなくても給料が減るわけではないですからね。
仕事で伝えなければいけないことなどは話す必要がありますが、仕事以外のことは話さなくても何の支障もありません。
1人で過ごしたいときは無理して会話に入らないなど、自分の過ごしやすいと思う行動を取りましょう。
④職場の全員と仲良くできる人はいない
職場の全員と仲良くできる人はどこにもいません。
全員と仲良くできるに越したことは無いですが、基本的には、頼れる上司や先輩、気楽に話せる同僚が1人でもいればそれでいいんです。
無理して気の合わない人と仲良くなっても、疲れる生活がただ続くだけですよね。
全員と仲良く話さないといけないと気負わず、話したいと思った時に話したい相手と会話すれば良いのです。
⑤そもそも職場は仲良しごっこの場ではない
雑談に入らないといけないと焦る気持ちは分かりますが、職場は仲良しごっこの場ではありません。
職場は与えられた仕事をする場所、ということを思い出しましょう。
仕事の中で必要な最低限のコミュニケーションを取れれば、それで十分なんですよね。
職場の人間関係はプライベートとは違うため、ドライな関係で大丈夫です。
適度な距離感を保ち、あくまで仕事相手として接しましょう。
職場で会話に入れなくても大丈夫!ドライな人間関係を心がけよう
職場で会話に入れない人は、無理して会話上手を目指そうとしているケースが多いでしょう。
しかし、コミュニケーションのスタイルは人それぞれなので、「会話をしなければいけない」と思う必要はありません。
会話の輪に入り盛り上げるのが苦手なら、聞き手に回ったり、距離を置いたりするのがおすすめです。
居心地の良い過ごし方や考え方が身につけば、職場で周りが盛り上がっていても自然と自分らしくいられるようになりますよ。
明日からでも、ぜひ今回ご紹介した行動や考え方を取り入れてみてくださいね。