30代にもなって仕事ができず無能で辛い
ミスが多く、怒られることが多い…
頑張ってはいるものの、自分の思うように仕事がこなせないと無能で辛いと感じてしまいますよね。
怒られてばっかりで辛い思いが大きいと、仕事へのモチベーションが下がり更にミスを頻発する原因にもなりかねません。
そこで、本記事では「自分が無能」と感じてしまう30代の特徴や解決方法を詳しく解説します。
また、仕事ができない状態から抜け出すための意外なコツも紹介するので、無能な自分から抜け出したい方は、ぜひ参考にしてください。
仕事が無能で辛い30代に共通する10個の特徴
「無能で辛い」と感じるときの適切な対処法を理解するには、はじめに原因を明確にすることが大切です。
仕事がうまくいかない人には共通する10個の特徴があります。
- ①同じミスを繰り返す
- ②集中力が低い
- ③メモを取らずに記憶しようとする
- ④仕事をこなすスピードが遅い
- ⑤納期に遅れてから相談する
- ⑥ミスを過剰に恐れる
- ⑦他人に指摘されるのが怖い
- ⑧今の仕事に興味が持てない
- ⑨人付き合いに苦手意識がある
- ⑩自分は無能だと思いこんでいる
自分のことを無能だと感じてしまう原因を把握するだけで、問題解決の糸口が見えてくる可能性もあります。
自分の状況や性格に当てはまっていないかを確認しながら読んでみてくださいね。
①同じミスを繰り返す
気を付けていても同じミスを繰り返してしまうと、自分は無能だと感じてしまいますよね。
20代とは違い、そこそこ経験を積んできた30代がミスを繰り返す原因として以下の内容が考えられます。
- 前回の失敗を活かせていない
- 仕事の見直しを怠っている
- 疲れが溜まっている
また、ミスの繰り返しで周りからの目が気になる方もいるでしょう。
「ミスをしてはいけない」というプレッシャーからの焦りで、細かい箇所に目が行き届かずにミスが続いている可能性も考えられます。
②集中力が低い
仕事を効率的に行えずに無能だと感じている場合は、集中力が低いことが影響しているのかもしれません。
一般的に30代は仕事に充てる時間が多いため、慢性的な疲れや睡眠不足による集中力低下が起こっている可能性があります。
身体的な疲れの他にもメンタル面が弱っていると思考力が低下し、仕事に身が入らずに集中できずミスを引き起こしてしまうこともあるでしょう。
③メモを取らずに記憶しようとする
メモを取らずに自分の記憶力だけで仕事すると、タスクの抜け漏れが発生しかねません。
その場でメモを取らずに自分の頭に留めてしまうことで、誤った情報を記憶してしまう可能性もあります。
また、記憶力に自信がある人でも、30代になるとストレス・睡眠不足・運動不足などさまざまな要因での記憶力低下が考えられます。
疲労による記憶力の低下がある30代がメモを取らずに仕事をするのは、ミスを頻発させる原因に繋がるでしょう。
④仕事をこなすスピードが遅い
仕事をこなすスピードが遅いと、自分は無能だと感じてしまうかもしれません。
なんで自分だけできないんだ…
周りに比べて仕事のスピードが遅いと、自己嫌悪に陥ってしまいますよね。
仕事を効率的に行うためには、優先度の把握やタスク整理を徹底することが大切です。
1つの仕事を完璧にこなそうとするあまり、スピードが落ちている場合もあります。
特に真面目な人ほど仕事が遅くなってしまい、無能認定されやすくなります。
⑤納期に遅れてから相談する
30代になり仕事に責任感が生まれてくると、納期ギリギリになっても
どうにか間に合わせなければ…
という思いが強すぎて周りに相談できない方もいますよね。
責任感が強すぎるがゆえにうまく立ち回れず、結果的に納期遅れを発生させてしまうのも、自分が無能だと感じる原因の1つでしょう。
納期に遅れてからようやく上司に相談をしても手遅れとなり、周りに多大な迷惑をかけることになってしまいます。
自分の会社だけでなく取引先にも迷惑をかける可能性もあり、さらに自分にプレッシャーをかけることになるため注意が必要です。
⑥ミスを過剰に恐れる
20代の新人であればある程度のミスは許されますが、30代の中堅になると些細なことでもミスできない空気になってきます。
上司から「ミスをするな」と言われていなくても、ミスをしてはいけない空気を読み取り敏感になりすぎてしまう人もいるでしょう。
完璧に仕事をこなそうとするあまり、プレッシャーに耐えきれず効率が下がっているのかもしれません。
⑦他人に指摘されるのが怖い
同僚や後輩が見ている前で他人に指摘されることに恐怖やプレッシャーを感じることで、効率的に仕事ができていない可能性があります。
30代になっても小さなミスで怒られるなんて恥ずかしい…
という気持ちが大きいと、ミスをしたときに自分を強く責めてしまいがちです。
また、上司に指摘されたあとに「周りの人も同じように思っているのではないか」と感じてしまい、他人の目に耐えきれなくなることもあるでしょう。
⑧今の仕事に興味が持てない
30代まで同じ会社に勤めてきたものの、業務内容に興味を持てないまま仕事を続けるのは相当辛いでしょう。
仕事に興味が持てなければモチベーション低下にも繋がり、嫌々仕事をこなす苦痛の毎日になってしまいます。
結果として能力が伸びず、同僚や後輩にも追い抜かれ無能さを痛感するケースがあります。
好きで仕事をやっている人と比べて能力の差が出てくるのは必然的なため、さらに仕事への気力を削いでしまう原因になりかねません。
⑨人付き合いに苦手意識がある
もともと人付き合いに苦手意識がある場合は、会社に行くだけで疲弊してしまいます。
周りの人とのやり取りは疲れを倍増させるため、無意識のうちにコミュニケーションを避けてしまいがちです。
コミュニケーションを避けてしまうとうまく報連相ができず、自分だけが誤った情報をもってしまう可能性もあるためミスの原因にもなります。
相手の顔色をうかがいすぎるあまり、
相手に嫌な思いをさせたらどうしよう…
という気持ちが大きい人ほど、仕事上の人付き合いに苦手意識を感じやすい傾向にあります。
⑩自分は無能だと思いこんでいる
特に指摘を受けていなくても、自分は無能だと思い込んでしまっている可能性もあります。
周りの人からしたら、むしろよく仕事ができていると評価されているケースは多いです。
真面目で完璧に仕事をこなそうとする人ほど自分のことを低く見積もる傾向があり、過剰なほど謙虚だったりもします。
低い評価を恐れるあまり、周りとのコミュニケーションを避けて、自分の頭の中だけで仕事ができないと考えこんでしまう人もいます。
周りの人からは有能だと思われている可能性もあるため、早とちりで決めつけないようにしましょう。
仕事が無能で辛い人必見!30代でも今日からできる仕事術7選
無能さを感じて辛い自分から抜け出すためには、自分の性格を理解したうえで解決策を見つけ出さなければいけません。
次から次へと仕事が入って頭が回らない…
がむしゃらに仕事を詰め込んでいては、心の負担も大きく疲れてしまう一方で逆効果となります。
ここからは、30代が身につけておくべき仕事術7選を紹介します。
- ①メモを取る
- ②自分専用の仕事マニュアルを作る
- ③仕事の優先順位をつける
- ④シングルタスクを心掛ける
- ⑤疲れたら気分転換する
- ⑥周りをうまく頼る
- ⑦困り事は早めに相談する
要領よく仕事をこなすコツをマスターし、自分に自信を持ち胸を張って働けるようになるためにも、ぜひ実践してみてください。
①メモを取る
タスク漏れを防ぐ有効な方法としてメモを取る習慣を身につけてみてください。
記憶力だけではカバーできないのは無能だからではなく、忘れないための工夫がうまくできていないからだと考えましょう。
いくら優秀な人でも記憶力だけでは必ずミスは起こってしまうものです。
仕事ができる人たちは自分の記憶力に頼らずに、メモに情報を残して1つずつ処理する方法でタスク処理をおこなっています。
慣れないうちは大変かもしれませんが、メモを取るクセを一度つけてしまえば頭の整理にも繋がり心にも余裕が生まれるのでおすすめですよ。
②自分専用の仕事マニュアルを作る
メモを取る習慣が身についてきたら、自分が書いたメモを参考に仕事マニュアルを作成してみましょう。
その場で得た情報を忘れないための殴り書き状態になっているメモを、PCなどでわかりやすくまとめると後で見返した時にわかりやすくなります。
マニュアル作成の際に以下を意識すると、より見やすくなります。
- 重要なポイントを箇条書きにする
- 図や表で情報を見やすくする
- 関連したイラストを含める
- 重要な箇所に色をつける
マニュアル作成後も新しい情報が入ったら、常に更新を続けることを意識してください。
自分専用の実用的なマニュアルが作成できるため、仕事に対するストレス軽減にも役立ちますよ。
③仕事の優先順位をつける
多くの仕事を抱えすぎてキャパオーバーになってしまうのを防ぐために、仕事の優先順位をつける方法があります。
現在抱えているタスクを分解し、最も優先度が高い仕事から順に並べておくことで、焦らず落ち着いた気持ちで仕事に取り組めます。
逆に、優先順位が高い仕事を後回しにしてしまうと
まだ終わってないの…?
と上司から無能だと思われかねません。
個人の能力に関係なく、優先順位をしっかりと理解したうえで取り組むだけで効率があがります。
④シングルタスクを心掛ける
日々の業務を同時並行している人は、仕事内容をシングルタスクに切り替えると余裕をもって取り組める可能性があります。
さまざまな業務を同時に行うマルチタスクができる人は優秀と言われますが、人間の脳は基本的にシングルタスクです。
マルチタスクで仕事を詰め込むと脳の疲労が蓄積され、ミスを起こす原因にもなりかねません。
シングルタスクでミスなく仕事を進めるには、ToDoリストを作成して優先順位の高い業務から処理するのがコツです。
どんなに忙しい状況でも、同時に2つ以上の作業をしないように工夫すると仕事効率アップに繋がります。
結果的に仕事が早く進むため、シングルタスクを意識してみてくださいね。
⑤疲れたら気分転換する
自分が気付いていないだけで心身ともに疲れている可能性があります。
疲れが溜まっているサインの例は、以下のとおりです。
- 細かいミスが頻発している
- 眠気がおさまらない
- 気持ちが落ち込んでいる
疲れている状態で仕事を無理に詰め込んでも、業務の効率が落ちる原因になります。
疲れや集中力低下を感じたら、いったん仕事を切り上げて休憩を挟むようにしましょう。
手軽に気分転換するなら「コーヒーを飲む」「仮眠をとる」「ストレッチをする」などがおすすめ。
疲れは自分の身体が発しているSOSです。
見て見ぬふりせずに、自分の気持ちをリラックスさせてあげてくださいね。
⑥周りをうまく頼る
仕事ができる人はなんでも1人でこなすと思いがちですが、実際はうまく周りを頼りながら進めていることが多くあります。
得意なことや苦手なことは人それぞれ異なるため、自分が苦手だと感じる業務に関しては周りに助けを求めてお互いに補い合えばいいのです。
人に頼ると迷惑をかけるのでは?
と思うかもしれませんが、実は逆。
人は頼られると嬉しい生き物なので、むしろ
頼ってもらえて嬉しい!
と思ってもらえる可能性が高まります。
ちなみにこの心理効果は、「フランクリン効果」と呼ばれています。
30代のベテラン社員だろうと、仕事は周りの仲間と支え合いながらこなすものです。
適度に周りを頼ることは、決して悪いことではありませんよ。
⑦困り事は早めに相談する
ミスをしてしまったときに、悪い報告を上司にするのは気が重いですよね。
ただし、悪い報告ほど先に伝えなければいけません。
言いづらいことを理由に報告を後回しにすればするほど、問題が大きくなって取り返しがつかないことになってしまいます。
なぜもっと早く言わなかったんだ!
と上司の反感を買ってしまう可能性もあるでしょう。
ミスを起こして報告しづらい気持ちはわかります。
しかし、仕事ができる人ほどミスを正直に伝えるものです。
ミスを隠せば隠すほど罪悪感が膨れ上がり、メンタル状態も悪化してしまいます。
少しでも不安を感じたら、小さなことでも早めに報告するよう心掛けましょう。
仕事が無能で辛い30代が最優先で身につけるべきは「自己肯定感」
要領よく仕事をこなせない自分はダメ人間だ…
仕事ができなくて無能だと悩んでいる人の中には、実は無能ではないがメンタル面で問題を抱えているケースがあります。
極度のネガティブ思考に陥っている場合、いくら仕事術を磨いても満たされません。
頑張ってもできない自分のネガティブな面ばかりが心に引っかかってしまい、永遠に「自分は無能だ…」と思い続ける負のループにハマってしまうのです。
この負のループから抜け出すには、「自己肯定感」を高めていく必要があります。
以下では、「自分は無能だ…」と思い込んでしまっている人のために、自己肯定感を高めてラクに仕事ができる方法をお伝えします。
- 自己肯定感とは
- 仕事力はほどほどでいい
- 3 good thingsを実践する
自己肯定感とは
自己肯定感が高い人の特徴は以下のとおりです。
- 他人と比較しない
- 前向きな考え方や行動ができる
- 失敗は成功の元と思っている
- 自分の長所を理解している
「自分らしさ」をしっかりと理解し、周りに影響されず自分軸を持っている人は、自己肯定感が高いといえるでしょう。
仕事力はほどほどでいい
自分が無能だと感じてしまっている人ほど、完璧かつ優秀でなければならないと考える傾向にあります。
でも冷静に考えてみてください。
周りを見てもそこまで完璧な人間はいないはずです。
100点を目指さなくてもいいのです。
感覚としては、60点くらいで十分。
「100点じゃなきゃダメだ!」と自分を追い込む思考は、自分の心を自分で傷つけているのと同じであり、メンタルが病むのは当然です。
マイナス思考が原因で自分を受け入れられていない場合は、仮に転職をして環境を変えたとしても同じことの繰り返しになってしまうでしょう。
前向きにストレスなく働くためには、目先の仕事術よりもまず「自己肯定感」を身につけることが何よりも大切です。
3 good thingsを実践する
自己肯定感が大切とはいえ、今までとは真逆の前向き思考に突然変えるのは難しいですよね。
そこで、おすすめなのが「3 good things」です。
人間というのは脳の仕組み上、ネガティブな出来事ばかりに目を向けてしまう生き物です。
しかしその思考は、ポジティブな出来事をなかったことにしてしまう、歪んだ考え方なのです。
そこで3 good thingsに取り組むことで、ポジティブな出来事に意識的に気づくスキルを養えます。
3 good thingsで書き出す内容は、例えば以下のように
- 「夕飯がおいしかった」
- 「〇〇さんにお礼を言ってもらえた」
などの日常に転がっている、本当に些細な内容で大丈夫です。
毎日の楽しかったことや自分のよかった点などに目を向けることで、ネガティブなことばかりにフォーカスする思考が徐々に修正されていき、自己肯定感を高まっていきます。
ぜひ今日から3 good thingsをスタートして自己肯定感を高め、無能さを感じる辛い現状から一日でも抜け出しましょう。
無能で辛い30代は自己肯定感を高めれば仕事がラクになる!
「自分が無能で辛い…」と感じるのは、必要以上に自分自身を責めてしまい自己肯定感が下がっていることが根本原因として挙げられます。
過度に自分を責めてしまうことで、ますます無能さを実感し、惨めで情けない気持ちになってしまうでしょう。
自己肯定感を高め、職場での居場所を取り戻すためにも、今日から「3 good things」を取り入れてみてください。
日常の小さな幸せを見つける習慣が身につくと無能さを感じる頻度が減り、仕事に対する気持ちもラクになりますよ。