HSPで人の話を聞くのが疲れる…
こんなに人の話に疲れるのは自分だけ…?
とくに職場では他人とのコミュニケーションは避けられませんよね。
そこで本記事では、HSPが人の話で疲れる原因と疲れないためのコツを紹介しています。
疲れないコツを知ることで人の話に疲れることが減り、ストレスが減って職場の居心地が良くなるでしょう。
人の話を聞くのが疲れるHSPは、ぜひチェックしてくださいね。
HSPが人の話を聞くと疲れる原因10選
なぜHSPは人の話を聞くと疲れるんだろう…
HSPが人の話を聞くと疲れる原因10選を、以下にまとめました。
- 話し相手に共感しすぎるから
- 相手にどう思われているのか気になるから
- 周囲の刺激がストレスになるから
- アドバイスが必要だと思ってしまうから
- 会話の内容に興味を持てないから
- 話し手の言葉の裏を読んでしまうから
- 話している人と自分を比べてしまうから
- 無意識に気を遣ってしまうから
- 感情に左右されやすいから
- 深い会話を好むから
人の話に疲れないための対策をするためには、まず原因を知っておくことが大切です。
職場で人の話に疲れると感じているHSPは、ぜひチェックしてくださいね。
①話し相手に共感しすぎるから
HSPが人の話を聞くと疲れる原因は、話し相手に共感しすぎるからです。
HSPは共感力が高く、話し相手に必要以上に感情移入します。
たとえば相手に「仕事で疲れてるんだよね」と言われると、こちらまで疲れた気分になりやすいです。
反対に嬉しい話を聞くと、自分ごとのように嬉しく感じるでしょう。
相手の話によって感情が大きく動くため、HSPは人の話を聞くと疲れやすいのです。
②相手にどう思われているのか気になるから
相手にどう思われているのか気になる点も、HSPが人の話を聞くと疲れやすい原因のひとつです。
人の話を聞いている途中でも、
こんなこと言ったら嫌われるかな
私のことが嫌いだからこんな話するのかな
と相手の気持ちが気になりすぎるため、HSPは人の話を聞けば聞くほど疲れてしまうのです。
③周囲の刺激がストレスになるから
職場でHSPが人の話を聞くと疲れるのは、周囲の刺激がストレスになるからです。
敏感なHSPは、刺激を受けるとすぐ疲れる傾向にあります。
- 周囲の人の目線
- 話し声
- 雑音
職場には、上記のような刺激があふれていますよね。
さまざまな刺激の中で人の話を聞いていると、HSPは疲れてしまいます。
④アドバイスが必要だと思ってしまうから
アドバイスが必要だと思ってしまうことも、HSPが人の話を聞くと疲れる原因でしょう。
義務感や責任感が強いHSPは、人の話を聞いているとアドバイスするべきだと感じてしまいがちです。
相手にとってはただの雑談でも、役に立つ情報を伝えようとするHSPは多いでしょう。
たとえば「最近、肩がこるんだよね」と話をされたとき、
- 「辛いだろうな、何とか解決できないかな」
- 「肩こりに効く体操とかあるかな?」
- 「漢方が良いって聞いたことあるな」
上記のようにアドバイスしようと頑張りすぎてしまうため、HSPは人の話を聞くと疲れてしまいます。
⑤会話の内容に興味を持てないから
HSPが人の話を聞くと疲れるのは、会話の内容に興味を持てないからです。
HSPは、関係の浅い人の話にあまり興味が持てません。
職場というのは、どうしても関係性の薄い人が集まっていることが多いですよね。
そのため職場での話は、HSPにとって興味のない会話になりがちです。
結果、会話に入っているのかいないのか分からない立ち位置になって、気まずい状態になることも…。
会話に興味を持てないから、HSPは人の話に夢中になることができずに疲れてしまいます。
⑥話し手の言葉の裏を読んでしまうから
話し手の言葉の裏を読んでしまうことも、HSPが人の話を聞いて疲れる原因のひとつです。
相手にとっては深い意味がなくても、繊細で想像力豊かなHSPは言葉の裏を読んで意図を探ってしまいがちです。
たとえば「昨日、残業大変だったよ」と言われると、
もっと仕事を手伝って欲しかったってこと?
定時退社したことに、文句を言われているのかな…?
と拡大解釈してしまうケースがあり、結果としてHSPは人の話を聞くと疲れると感じます。
⑦話している人と自分を比べてしまうから
HSPが人の話を聞くと疲れる原因のひとつに、話し手と自分を比べてしまうから、という理由があります。
自信が不足しがちなHSPは、周りと自分を比べてしまいがち。
たとえば「休日の時間を利用して、資格を取ったんだ」という話をしていると、
向上心があってすごいなぁ。それに比べて自分は…
と必要以上に他人と比較して自分を責めたり、罪悪感を持ったりするため、HSPは疲れやすいのです。
⑧無意識に気を遣ってしまうから
無意識に気を遣ってしまうことも、HSPが人の話を聞いていて疲れる原因のひとつです。
繊細で思考の深いHSPは、人一倍気を遣ってしまいますよね。
Aさんの前では静かに話そう
ボーナスの話はBさんの前ではできないな…
このようにHSPは無意識に話し方や話題に気を遣う傾向にあるため、人の話を聞くことに疲れやすいのです。
⑨感情に左右されやすいから
HSPが人の話を聞くと疲れるのは、共感力が高く感情に左右されやすいためです。
職場で怒っていたり悲しんだりしている人がいると、HSPは同じように感情が揺れ動くのです。
とくに負の感情が露骨に出る悪口や陰口は、聞いているだけで疲れてしまいますよね。
このように感情に影響を受けやすいため、HSPは人の話を聞くと疲れると感じます。
⑩深い会話を好むから
HSPは深い話を好む傾向があるため、その分、人の話を聞いていて疲れやすいです。
人の話を聞きながらあれこれと考えを巡らせるのは、HSPあるあるですよね。
逆に表面上の浅い話は、苦手と感じるHSPが多いです。
さまざま人が集まる職場では、会話は浅い話になりがちのため、HSPはどうしても疲れやすいといえます。
人の話を聞きすぎて疲れたHSPの体験談
人の話を聞くだけで、こんなに疲れるのは私だけなのかな…
と悩むHSPのために、実際に人の話を聞きすぎて疲れてしまったHSPの体験談を紹介します。
- 多忙な人の話を聞いて辛くなった話
- 休憩中の雑談が苦手で疲れた話
- 疲れて職場を辞めたくなった話
体験談を見ることで、「自分だけじゃないんだ!」と思えるでしょう。
共感できる内容があれば、HSPによる生きづらさを感じやすいタイプといえます。
ぜひ一度目を通してみてくださいね。
多忙な人の話を聞いて辛くなった話
いつも「仕事が忙しい」と言う人の話を聞いて、辛くなった経験があります。
自分には関係ないはずなのに、「大変だろうなー」と思っている内に影響を受けてしまうのです。
最後には「自分がもっと手伝えば良いのかな?」「自分の仕事が遅いから、助けられていないのかな」と自分を責めるようになってしまいました。
相手にとっては雑談のつもりだったと思いますが、話を聞き続けた私はとにかく疲労しました。
休憩中の雑談が苦手で疲れた話
職場の休憩中の雑談は、とにかく疲れました。
いろいろな立場の人がいて、話題や話し方に困るのです。
さらに人の話を聞いているときも、他の人の顔色が気になります。
仲の悪いお局同士が会話しているときの空気にはヒヤヒヤしました。
休憩中なのにまったく休息を取れず、とても疲れたのを覚えています。
疲れて職場を辞めたくなった話
人の話を聞くのに疲れて、職場を辞めたくなった経験があります。
仕事をしているときより、人の話を聞くときの疲労が大きいんです。
更衣室、休憩室、食堂などで人の話を聞くたびに、いちいち疲れていました。
仕事のストレスより、職場の人の話を聞くのが嫌で職場を辞めたくなってしまいます。
HSPが人の話で疲れなくなるコツ
HSPが人の話で疲れない方法ってある?
職場で働く限り、人との会話をゼロにはできませんよね。
そこで、疲れなくなるコツを知っておけば、職場でのストレスを軽減できるでしょう。
- 自分の感情を優先する
- 苦手な人の話はスルーする
- 仕事に集中する
- 1人時間を確保する
- 信頼できる人や場所を見つける
- 人の話を聞く上限時間を決める
- 疲れを感じたら休息をとる
人の話を聞いていて疲れやすいHSPは、ぜひ実践してみてくださいね。
自分の感情を優先する
HSPが人の話で疲れなくなるコツは、自分の感情を優先することです。
共感力の高いHSPは、他人の感情を優先して振り回されることが少なくありません。
そんなときには他人より自分の感情を優先しましょう。
自分の感情を優先するコツは以下のとおりです。
- 自分の気持ちを素直に認める
- 自分の感情を考えてみる
人の話を聞くときは、以下のように心の距離をとる思考を取り入れてみてください。
- 「仕事がいっぱいで大変なんだ」
- 「そっか、それは大変だね」
このように自分と他人を分けて考えることで、自分の感情を大切にできますよ。
苦手な人の話はスルーする
苦手な人の話をスルーすることも、HSPが人の話で疲れなくなるコツのひとつです。
共感力の高いHSPは、苦手な人の話まで頑張って聞いてしまいますよね。
しかしそもそも苦手な人とは価値観が違うため、話を聞くと疲れてしまうのは当たり前です。
もちろん挨拶や仕事の話は必要ですが、雑談や必要のない話を真剣に聞く必要はありません。
仕事に集中する
仕事に集中することも、HSPが人の話で疲れなくなるコツのひとつです。
職場はあくまで仕事をするための場所であり、社員との仲を深めるための場所ではありません。
そのため仕事に関係のない雑談であれば、無理して加わる必要はないでしょう。
休憩中やお昼休みも、会話で疲れるくらいなら仮眠を取るほうが有意義です。
でも雑談しないと仲間外れになるかも…
と心配する人もいるかもしれません。
しかし、人の話を聞くことで疲弊して、職場や仕事が嫌になってしまっては本末転倒ですよね。
職場は仲良しクラブではないと考え、目の前の仕事に集中しましょう。
1人時間を確保する
HSPが人の話で疲れなくなるコツは、1人時間を確保することです。
繊細なHSPは、人との関わりでエネルギーを消耗してしまいます。
そのため、休み時間にゆったり本を読んだり、1人ランチでリフレッシュしたりするとよいでしょう。
職場であってもうまく時間を見つけ、1人時間を確保してみてくださいね。
信頼できる人や場所を見つける
信頼できる人や場所を見つけることも、HSPが人の話で疲れなくなるコツです。
人間関係に悩みやすいということは、それだけ人との関わり重視しているということ。
だからこそHSPは、信頼できる人が1人いるだけで職場での居心地が大きく変わります。
またHSPは、信頼できる人の話には興味が持てるため、雑談をしていても疲れずのびのびと話ができるはずです。
休憩室やランチするレストランなど、自分らしくいられる場所を見つけるのも良いでしょう。
信頼できる人や自分らしくいられる場所を確保しておくことで、人と話をしていても疲れにくくなりますよ。
人の話を聞く上限時間を決める
上限時間を決めることも、HSPが人の話で疲れなくなるコツのひとつです。
話を聞く時間をあらかじめ決めておくのが良いでしょう。
たとえば、「ちょっと話を聞いて!」
と頼まれた際は、
やらなきゃいけない仕事があるので、5分だけなら大丈夫ですよ
上限時間を決めることに、HSPは罪悪感を持つかもしれませんね。
しかし、無理してまで人の話に付き合い自分の貴重な時間を消費することはおすすめできません。
HSPは人の話を長時間聞いて消耗しすぎないように、上限時間を決めておきましょう。
疲れを感じたら休息をとる
HSPが人の話で疲れなくなるコツは、しっかりと休息を取ることです。
体を動かして疲れたときは、寝るなりしてゆっくり体を休めますよね。
それと同じように、心にも休息時間を与えることが大切です。
上記のような限界サインが出た際は、自分の好きなことをしてゆっくり休みましょう。
上手に休息を取ることで、人の話に疲れず過ごせますよ。
HSPは人の話がストレス!疲れないコツを身につけよう
HSPは共感力が高く敏感であるため、人の話を聞くと疲れると感じやすいでしょう。
とくに職場は多くの人がいたり、刺激が多かったりするため、HSPにとって疲れやすい環境ですよね。
できるだけ自分の感情を優先することで、人の話を聞くことに疲れにくくなります。
また話を聞く時間を決めたり、居心地の良い場所を探したり、疲れない工夫をしましょう。
どうしても人の話に疲れを感じる際は、無理をせず早めに休息を取ってくださいね。