HSPって、公務員に向いてないの?
このまま公務員を続けていけるのかな…
向いていないと感じていても、安定した公務員はなかなか辞められませんよね。
本記事では、HSPにとって公務員がしんどい理由と、天職の見つけ方を解説しています。
公務員に向いてないと感じているHSPは、ぜひチェックしてみてください。
HSPが公務員に向いてない・しんどい理由【デメリット7つ】
HSPが公務員に向いてない主な理由は、以下の7つです。
- 理不尽なクレーム対応がしんどい
- 小さなミスでひどく叱られる
- 古い習慣やルールに従わされる
- 刺激が多くストレスを感じやすい
- 定時退社できるとは限らない
- 煩わしい人間関係が多い
- 在宅勤務が難しい
上記のうち1つでも当てはまっているなら、しんどいと感じるのも当然です。
今のあなたの働き方を振り返りながら読み進めてくださいね。
①理不尽なクレーム対応がしんどい
理不尽なクレーム対応がしんどいため、HSPに公務員は向いてないでしょう。
とくに窓口対応をしていると、理不尽なクレームを受けることが少なくありません。
順番がくるのが遅い!
書類の書き方がわかりにくい!
など、中にはストレス発散のために公務員へクレームをつける人もいます。
共感力が高いHSPは、怒っている人や怒鳴っている人の話を聞くのが苦手です。
相手の話を丁寧に聞いてしまい、疲れ果ててしまいます。
そのため、HSPは公務員には向いていないでしょう。
②小さなミスでひどく叱られる
HSPが公務員に向いていない理由は、小さなミスでひどく怒られるからです。
公務員は規模の大きな仕事を担当することがあります。
ミスが許されない仕事となると、上司や部署全体がピリピリとした雰囲気になるでしょう。
そうすると、
- 数字のズレ
- 計算間違い
- 記入漏れ
といった小さなミスで、ひどく叱られます。
もともとHSPは人の怒りに敏感で、叱られるのが苦手です。
ひどく叱られる公務員の環境は、HSPには向いていないでしょう。
③古い慣習やルールに従わされる
古い習慣やルールに従わされることも、HSPが公務員に向いていない理由のひとつです。
外部から閉ざされている公務員の世界には、古い習慣が多く残っています。
とくに上司にいる人たちは価値観が古いまま固まっていることが多く、部下にも古い習慣を強要しがちです。
この作業は、もっと簡略化できますよ!
「この作業は、もっと簡略化できますよ!」
と提案しても、
今までのやり方で充分!
と言われてしまいます。
HSPはクリエイティブな発想が得意なため、古い習慣やルールに従う公務員の環境はストレスに感じるでしょう。
④刺激が多くストレスを感じやすい
公務員は職場の刺激が多いため、HSPには向いていないでしょう。
市役所や区役所では、書類関係の仕事に加えて、他の部署との連携や電話対応などが必要です。
あれもこれもやらないと…
ひとつのことにじっくり向き合うことが得意なHSPには、刺激が多くストレスがかかります。
たとえば電話対応をしている間、書類提出が必要な他部署の人を待たせていると気が気ではありません。
マルチタスクが求められる公務員は、HSPには刺激が多く、ストレスになります。
⑤定時退社できるとは限らない
HSPが公務員に向いていない理由として、定時退社できるとは限らないことがあります。
「公務員=定時退社」というイメージがありますが、部署や職場によっては残業や休日出勤も珍しくありませんよね。
むしろ、古い習慣が残っているため
上司より先に帰るのはダメだ!
などと考える年配の人も少なからずいます。
安定を望むHSPにとって、定められた勤務時間外の労働はかなりストレスになるでしょう。
イメージ通り定時退社できないという点も、HSPが公務員に向いていない理由です。
⑥煩わしい人間関係が多い
煩わしい人間関係が多い点も、HSPが公務員に向いていない理由です。
公務員には部署異動があるため、定期的に人間関係が変わります。
人との関わりを大切にするHSPにとって、人間関係の変化は大きなストレスです。
また公務員の職場は狭い世界なので、人との連携が求められます。
ただでさえ人の考えや気持ちに敏感なHSPの疲労感は、半端ではありません。
公務員独特の人付き合いに、疲れ果ててしまうのも時間の問題です。
さらに公務員の世界独特の古い習慣によって、飲み会やゴルフなど業務時間外の付き合いがあることも。
人間関係に疲れやすいHSPには、公務員の環境は向いていないでしょう。
⑦在宅勤務が難しい
在宅勤務が難しいことも、HSPに公務員が向いていない理由のひとつです。
セキュリティの観点や古い体質によって、公務員のリモート化はあまり進んでいません。
結果的に、公務員はオフィスの中で仕事をすることが多いです。
- 電話の音
- 職員の話し声
- キーボードの音
- 来客の怒っている声
上記のような刺激が多い環境で仕事をすることは、敏感なHSPにとって大きなストレスです。
また、通勤時の満員電車は刺激に溢れていて、感受性の強いHSPは乗ってるだけで疲れ果てますよね。
このように、在宅勤務が難しくストレスを避けにくい点が、HSPが公務員に向いてない理由の一つです。
HSPの特性が公務員に向いているケースもある【メリット5つ】
以下の5つのケースでは、HSPは公務員に向いています。
- 決まった作業をこなせばいい
- スピードより質が重視されやすい
- 商品を売り込まなくていい
- ノルマやプレッシャーが少ない
- 住民に感謝されやすい
上記のような働き方の職場なら、HSPでも工夫次第で公務員を続けていけるでしょう。
自身に当てはまる項目があるか、ぜひチェックしてくださいね。
①決まった作業をこなせばいい
決まった作業をこなすという点では、公務員はHSPに向いています。
公務員の事務仕事は、ある程度決められた書類作成などがメインです。
HSPの特性である、丁寧に正確に物事を進められる気質を存分に活かせるでしょう。
基本的にマニュアル化された仕事をこなすことがメインとなる公務員は、HSPに向いているといえます。
②スピードより質が重視されやすい
スピードより質が重視されやすい点でも、公務員はHSPに向いています。
公務員の書類作成は、データや資料を引用して作りこむ必要があることが多いです。
ちょっとしたミスも指摘する慣習が根強いため、スピードよりも丁寧さが求められます。
HSPの特性のひとつが、観察力や察知能力の高さです。
得意を活かしながらゆっくりと仕事に取り組める点では、HSPは公務員に向いているでしょう。
③商品を売り込まなくていい
HSPが公務員に向いている理由のひとつは、商品を売り込まなくてもいいためです。
HSPが営業に向いていない理由は、主に以下の7つです。
- 商品を売り込むのに罪悪感がある
- セールスより人の感情が気になる
- 刺激が多いことが苦手
- ノルマに追われて疲労する
- 社内での評価が怖い
- 必要以上に責任を感じる
- お客さんに振り回されがち
公務員であれば、商品を売り込むことで上記のようなストレスを抱える心配はありません。
目の前の書類作成や案内業務をこなす公務員は、HSPに向いています。
④ノルマやプレッシャーが少ない
ノルマやプレッシャーが少ない点でも、公務員はHSPに向いています。
公務員は民間企業と異なり、基本的に利益を生み出すという目的がありません。
そのため職場全体のプレッシャーが少なめです。
ノルマによる重圧やプレッシャーを必要以上に感じがちなHSPにとって、公務員は良い環境といえるでしょう。
⑤住民に感謝されやすい
HSPが公務員に向いているひとつとして、住民に感謝されやすい点があります。
仕事内容にもよりますが、窓口対応や電話対応をする中で地域の人と話す機会があるかもしれません。
その際に、
いつもありがとうね
といった感謝の声がもらえることも。
HSPはその繊細さから、人から感謝されたときに人一倍喜びや幸せを感じられる特性があります。
直接お礼が聞ける公務員の仕事は、HSPに向いているでしょう。
HSPで公務員が向いてない人の天職は「在宅ワーク」
HSPが公務員として働くことにはメリットとデメリットがあることをお伝えしましたが、今のあなたの環境ではどちらのほうが多いと感じましたか?
もしデメリットのほうが多いのであれば、職場環境や働き方を見直してみましょう。
HSPは、以下のような環境でこそ本来の力を発揮できます。
- 人間関係のストレスが少ない
- スケジュールを自分で調整できる
- 刺激が少ない
- クリエイティブな仕事ができる
- ノルマや目標に厳しくない
つまり、HSPにとって最適な仕事環境とは「在宅ワーク」です。
ネット環境のみでスタートできる
特別な才能やスキルは必要ない
将来的にフリーランスを目指せる
副業禁止でも諦めなくていい
働き方を見直して今より快適に過ごしたいHSPは、ぜひ参考にしてくださいね。
ネット環境のみでスタートできる
在宅ワークは、ネット環境のみでスタートできます。
在宅ワークに興味があっても、初期費用が心配ですよね。
たとえばWebライターであれば、パソコンとネット環境があれば今から始められますよ。
自宅にパソコンがあれば、金銭的なリスクはほとんどゼロです。
在宅ワークに興味はあるけど、失敗するのは嫌だな…
という方は、まずネット環境のみでスタートできる在宅ワークをはじめてみましょう。
特別な才能やスキルは必要ない
自宅で働くのって難しそう…
在宅ワークをするのに、特別な才能やスキルは必要ありません。
たとえばWebライターに必要なスキルは、主に以下の4つです。
- 基本的なパソコンスキル
- ビジネスマナー
- タスク管理スキル
- 基礎的な文章スキル
こうした基本的なスキルは、公務員をしている中でおおよそ身についているのではないでしょうか。
そもそも「公務員になれた」という時点で勉強家ですよね。
わからないことは勉強すれば問題ありません。
やってみると、意外と在宅ワークのハードルが低いことが分かります。
Webライターの始め方については以下の記事でくわしく解説しているので、併せて参考にしてみてくださいね。
>> 【保存版】Webライターの始め方6ステップと稼ぐまでの最短ルート
将来的にフリーランスを目指せる
在宅ワークの延長を考えると、最終的にフリーランスも視野に入ります。
フリーランスってなんだか難しそう…
在宅ワークで稼げれば、フリーランスとして独立することは難しくありません。
むしろしっかりとスキルを身につけることで、自宅にいながら公務員の収入を超えられる可能性があります。
在宅ワークに挑戦せず、ずっと公務員を続けて
人生このままで良いのかな…
この仕事をこの先何十年も続けていくなんて…
そう思いながらも現状を維持することのほうが、はるかに大きなリスクだと思いませんか?
フリーランスであれば、
- 人間関係
- 働く時間
- 働く場所
- 仕事内容
- 仕事量
を自由に選べます。
HSPで公務員が向いていないと思うなら、在宅ワークで自由な働き方を目指してみてはいかがでしょうか。
副業禁止でも諦めなくていい
副業禁止でも、在宅ワークを諦める必要はありません。
公務員は基本的に、副業禁止となっていますね。
しかし最近は副業を解禁しようという流れが進んでいます。
実際に長野市では、社会貢献活動の一環として週末に副業を解禁する取り組みがなされています。
副業が推進されている現代で、公務員だからといって副業を視野に入れないのは大きなリスクです。
また副業禁止であっても、スキルを磨くことに制限はありません。
実際に以下のような人もいます。
公務員からフリーランスになって、生活が安定した!
向いていない公務員でずっと働いて疲労するくらいなら、副業として在宅ワークを始めてみましょう。
HSPは公務員に向いてない点が多い!在宅ワークも視野に入れよう
公務員は人間関係が煩わしいうえに、刺激が多いため、基本的にはHSPに向いてないケースが多いです。
現時点で公務員の働き方のデメリットを強く感じるなら、在宅ワークがおすすめです。
でも在宅ワークって、何をすれば良いの?
というHSPは、ぜひ以下の記事もチェックしてみてください。
>> 【HSP必見!】おすすめの在宅ワーク7選と失敗しない選び方のコツ
きっとHSPの強みを活かせる在宅ワークが見つかるはずですよ。