HSPだからか飲み会の雰囲気が苦手で行きたくない…
断りたいけどどのように伝えたらいいんだろう?
飲み会が苦手でも誘われると断れないHSPさんは、多いのではないでしょうか。
気が進まない飲み会で周りに気を使い続け、帰宅後は疲れ果ててヘトヘト…
どうにかして苦手な飲み会を乗り切りたいと思っている人は多いはずです。
そこで、本記事ではHSPが飲み会を苦手に感じる理由や、飲み会を上手く断るテンプレート例文7選を紹介します。
今回紹介する断り方テンプレート例文をそのまま使えば、相手を不快にさせずサラッと断れるようになり、苦手な飲み会のストレスから解放されますよ。
さらに、強制参加で飲み会に行くことになった際の対処法も紹介するので、苦手意識が強いHSPさんは参考にしてください。
少しでも自分のストレスを減らして、苦手な飲み会を乗り切っていきましょう。
HSPが飲み会を苦手に感じる7つの理由
「飲み会が苦手…」と感じていても、何に対して苦手意識を持っているのかわからない人も多いのではないでしょうか。
苦手意識をもっている原因を理解せずに、モヤモヤしているだけでは解決策は浮かんできません。
飲み会が苦手と感じている多くのHSPには7つの共通点があり、自分に当てはまる原因を把握することが大切です。
なぜ苦手なのかを理解して、自分の気持ちと向き合うことから始めてみましょう。
①誘われたら断りにくいから
HSPは元々、人からの誘いを断ることが苦手な人が多い傾向です。
断ったら相手に嫌われるかもしれない…
自分が飲み会に行きたくない気持ちよりも断られた相手の立場になって考えてしまいます。
一度断ったら次の飲み会で声がかからないかもしれないかも…
と想像してしまうのもHSP特有の思考でしょう。
飲み会に行きたい気分ではない時も断れないため、多くの人が苦手意識を持ってしまいます。
②気を使うのが疲れるから
他人の気持ちの変化を敏感に読み取るHSPは、周りの様子を気にし続ければならない環境に対して強いストレスを感じます。
周りに気を使いすぎて、帰るころには疲れでヘトヘトという人も多いのではないでしょうか。
あの人上手く会話に入れてないな…
上司の飲み物がなくなりそうだけど、どうしたらいいんだろう
困っている人がいないか無意識のうちに観察していることで、飲み会では気が休まらなくなってしまいます。
普段から心を許している関係性の人とは気を使わずに楽しめるでしょう。
しかし、信頼関係が薄い人たちが大勢いる飲み会はHSPにとって疲れの原因になります。
③大人数の場が苦手だから
HSPは気の合う人との深い人間関係を好むため、大人数の場が苦手な人が多い傾向です。
一人ひとりの話を丁寧に聞こうとするあまり気疲れして疲労が激しくなります。
また、大人数でガヤガヤと盛り上がっている雰囲気に上手く入っていけずに、孤独感が生まれる場合もあるでしょう。
周りの人たちと一緒に楽しめない自分はダメな人間だ…
飲み会の雰囲気に上手く溶け込めない自分を責めてしまいがちなのは、HSP特有の特徴といえます。
④雑談をストレスに感じるから
HSPは表面的な会話が苦手で、相手の話を丁寧に深掘りして聞くことを好みます。
一つの情報を深く読み取る傾向が強い分、話題がコロコロ変わる飲み会の雑談は脳の疲労につながりやすいため、苦手な人が多いでしょう。
特に、その場にいない人の噂話や悪口などは、感受性が豊かなHSPにとって強いストレスの原因になります。
また、雑談途中の沈黙が気まずくて耐えきれない人が多く、無理に会話を繋げようとすることで疲弊してしまいます。
⑤仕事の延長線上に感じるから
会社の飲み会は上司の独壇場になる場面も多く、仕事の業務連絡を聞いている感覚に陥ってしまうことがあります。
会社行事として行われる飲み会の場合は、毎回断ると
付き合いが悪いと思われるかも…
という恐怖心も出てくるでしょう。
自分が行きたくないと感じていても、半強制的に参加しなければならない雰囲気で仕事の延長線上と感じる人も多いはずです。
職場の苦手な人もいる空間で過ごさなくてはいけないうえに、業務時間外でお給料も出ないのはHSPにとって苦痛を感じる原因といえます。
⑥うるさい環境が苦手だから
HSPは「音に敏感」という特徴があるため、ザワザワと音が入ってくる環境に強いストレスを感じます。
飲み会の場で自分たち以外のお客さんや店員の声など、常に周りで音がしていると会話に集中できず居心地が悪く楽しめません。
静かな空間を好むHSPですが、飲み会の場で「静かにしてください」とも言えずにひたすら我慢するしかなくなってしまうのです。
⑦お酒やタバコが不快だから
HSPの特徴として「匂いに敏感」という点も挙げられます。
タバコやアルコールなど、居酒屋独特の匂いが苦手な人が多い傾向です。
また、匂いだけでなくお酒自体も苦手な人も多いのではないでしょうか。
お酒は苦手だけど、周りに進められたから断れなくて毎回困る…
場の空気を悪くすることが怖いHSPにとって、苦手なお酒も飲まなくてはいけない雰囲気の飲み会を苦手と感じる人も多いようです。
HSPが苦手な飲み会をキッパリ断る最大のメリット
飲み会が苦手であれば、周りの雰囲気を気にせずにキッパリ断ることも自分のメンタルを守るために必要な選択肢です。
断りづらいがゆえに無理に参加してしまうと「飲み会が好きな人」というポジションになりかねません。
あなた以外にも飲み会に参加したくない人も多く、気が進まないという理由で飲み会を断っている人も一定数いるはずです。
飲み会が好きな人が参加して、苦手な人は断るという風潮が出始めている今の時代に、そこまで不参加を気にする必要はないでしょう。
飲み会に誘われても断り続けることで「あの人は飲み会に参加しない人」というポジションを確立できるというメリットがあります。
「飲み会が苦手」という印象をあえてオープンにすることで、誘われてもキッパリ断りやすくなり飲み会のストレスから解放されますよ。
HSPで飲み会が苦手な人必見!断り方テンプレート例文7選【OK例】
自分の性格が影響して飲み会が苦手だと思っているHSPさんは多いのではないでしょうか。
人と上手くコミュニケーションがとれない自分が悪いんだ…
HSPは異常なくらい自分を責めてしまう特徴がありますが、飲み会が苦手と感じるのはコミュ力の問題ではありません。
音や匂いに敏感で、常に音がある空間では会話に集中できないというHSPの特性がそもそも飲み会に合っていないのです。
HSPという自分の特性に飲み会は合っていないと割り切って、無理せず参加を断るのが自分を守るためには必要な選択です。
こちらでは、相手を不快にさせず無理なく飲み会を断るためのテンプレート例文7選を紹介します。
自分の気持ちを第一に考えて行動するためにも、ぜひ参考にしてくださいね。
①家庭の事情がある
家庭の事情で飲み会を断ることは「家族を大切にしている」というイメージを持ってもらえるため、相手が不快になる可能性は低いでしょう。
小さいお子さんがいる場合は、育児を理由に飲み会の不参加を伝えてみてください。
②お酒が飲めない
お酒があまり得意でないことも、飲み会を断る理由として使えます。
なぜ飲み会に参加したくないのか言い訳を考えるよりも、お酒が飲めないことを素直に伝えてみるのが効果的です。
お酒が苦手という理由だけでは「ソフトドリンク飲んでればいいじゃん!」と言われかねないので、別の要素を含めると説得力が上がります。
③お金が厳しい
会社の飲み会といっても経費で出してくれるとは限らないため、1回につき3,000円~5,000円ほどかかってしまいますよね。
自分が楽しめない飲み会に、わざわざお金を払ってまで行くのはもったいない気持ちもあるでしょう。
④体調が優れない
HSPが飲み会で憂鬱な気持ちになるのは、メンタル面の不調と捉えてよいでしょう。
身体的な不調だけでなく、メンタル面の不調も「体調不良」に含まれるため、不参加に対して罪悪感を抱く必要はありません。
メンタル面を含めて体調を優先するのは、仕事に支障を出さないために社会人として大切です。
⑤あえて理由を言わない
会社の飲み会であっても仕事ではないため、あえて理由を言わずに参加を断るのもよいでしょう。
変に理由をつけると嘘っぽくなってしまいますからね。
周りの人が参加していても、気が進まない飲み会に無理して行く義務はありません。
誘ってくれたことにしっかりと感謝の気持ちを表してお断りすれば、相手が不快な気持ちになることはないので安心してください。
HSPで飲み会が苦手な人の断り方【NG例】
飲み会にどうしても行きたくない…
すぐにでも断ってしまいたい!
参加したくない気持ちが強すぎて、とっさに断りをいれてしまいたくなる場面もありますよね。
ただし、その場の思い付きで断ってしまうと相手を不快にさせる可能性があるため注意が必要です。
以下では、HSPが飲み会を断る際のNG例を3つ紹介します。
このNG例に気をつけながら飲み会の参加を断ることで、相手を不快にさせないうえに自分も気持ちよく不参加が伝えられますよ。
後々の関係性に影響を与えないためにも、ぜひ頭にいれておきましょう。
NG例①別の用事がある
別の用事があるので…
とあやふやな理由で飲み会の参加を断ってしまうと、相手から内容を深掘りされる可能性があるため注意が必要です。
じゃあ、いつなら参加できるの?
君の予定に合わせて日程変更するよ
このように返されてしまうと、逃げ場がなくなってしまいますよね。
相手を納得させるためには、行きたくない理由をハッキリと伝えることが大切です。
NG例②時間がない
飲み会に行きたくない一心で
時間がなくて…
という理由で断ってしまうのは、相手が不快な気持ちになる可能性があります。
他の人たちも仕事終わりに自分の時間を割いて飲み会に参加しているため、「時間がない」はただの言い訳と受け取られかねません。
本当に時間がない場合は、どのような理由で忙しいのかを明確に伝えることで相手が納得してくれるでしょう。
NG例③参加したくない
参加したくありません!
とぶっきらぼうに断られたら、相手は良い気分にはなりませんよね。
そんなに俺たちと飲むのが嫌なのかよ…
と相手から反感を買う原因になる可能性があります。
飲み会の参加を断る際は、断られた相手の気持ちを考えながら言葉選びをすることが大切です。
自分にも声をかけてくれた感謝の気持ちを伝えつつ、角が立たないようにお断りすることで今後の関係にも悪影響が生じにくくなるでしょう。
HSPで飲み会が苦手なのに強制参加!?その場を乗り切るコツ
会社の全体で行う忘年会や新年会は強制参加となることもありますよね。
どうしても飲み会に参加しなければいけなくなった際に、少しでもストレスを感じずに乗り切る方法を知っていれば気持ちがラクになります。
そこで以下では、HSPの方向けに強制参加の飲み会を乗り切るコツを紹介します。
無理して周りに合わせず、自分の心の負担を極力減らすテクニックを今のうちに身につけておきましょう。
話しやすい人の近くに座る
飲み会で少しでもリラックスして過ごすためには、普段から心を許している人の近くに座るよう心がけましょう。
会話の中心になりそうな存在の人の近くに座ってしまうと、話を振られてメンタルが消耗する原因になります。
話が盛り上がっている中に入ろうとすると疲れてしまうため、気楽に参加できるポジションに座ることを最優先してください。
飲み会参加後の疲労度を少しでも減らすには、慣れている人の近くを選ぶことが大切です。
出口に近い席をキープする
出口に近い席はサッとその場を離れやすく、気分転換がしやすくなります。
逆に、出口から遠い席を選んでしまうと、周りの目が気になって席を離れるのを躊躇してしまいがちです。
ストレスを感じながら耐え続けるよりも、適度に外の空気を吸ってリフレッシュすることで飲み会後の疲れも軽減できるでしょう。
出口に近いうえに会話の中心になりそうな人の視界に入らない席をキープできると、苦手な飲み会も少しは気楽に参加できますよ。
無理に会話に入らない
自分が何か話題をつくって楽しませなければ…!
HSPは、飲み会に参加したからには、自分も話して周りを盛り上げなければと思いがちです。
盛り上がらせようとした結果、いつもとは違うキャラを装ってしまい帰宅してから一人反省会をした経験がある人も多いのではないでしょうか。
飲み会後の疲労を防ぐためには、周りは気にせず自分がリラックスできる状態を最優先してください。
あなたが無理に会話に入らなくても、勝手に盛り上がってくれるので大丈夫です。
ストレスを感じるような振る舞いは避け、いつもと同じテンションで過ごすように心掛けましょう。
二次会には参加しない
飲み会に乗り気ではない場合は、最初から一次会しか参加しないと決めておきましょう。
周りの雰囲気に流されて二次会に参加すると、一次会で感じたストレスに拍車をかけることになってしまいます。
気を使いすぎるHSPは二次会に参加しない理由を考えてしまいがちですが、わざわざ理由を告げて帰る必要はありません。
一次会で帰る人は他にもいるはずなので、その人たちに紛れてさりげなく帰るのがコツです。
気の進まない飲み会の一次会だけでも参加した自分を褒めてあげてくださいね。
HSPで飲み会が苦手なら断り方をマスターして参加しないポジションを確立しよう
HSPは「音や匂いに敏感」「浅い内容の雑談が苦手」などの特徴から、飲み会が苦手な人が多い傾向にあります。
相手の気持ちを考えすぎてしまうために、上手く断れず参加することになる場面も多いでしょう。
ただし、飲み会に行くことで自分の心が消耗してしまうなら、無理に参加する必要はありません。
会社の飲み会は仕事ではないため、参加は強制ではないことを理解することが大切です。
周りの目を気にしすぎて疲れ果ててしまう前に、自分の感情に素直になって飲み会の参加を考えてみてくださいね。