HSPで接客が疲れる!納得の理由とリアルな体験談にもとづく対処法

HSPで接客が向いてなくて辛い…リアルな体験談にもとづく対処法

HSPは接客に向いてないのかな…

忙しい接客業で疲れる…

お客さんに怒られやすかったり、トラブルが多かったりする接客業をしていると、HSPは疲れますよね。

  • コンビニやスーパーの店員
  • カフェや飲食店のホールスタッフ
  • 旅館やホテルのスタッフ
  • 保険のセールスマン
  • 遊園地やスポーツジムのスタッフ
  • アパレルショップの販売員
  • ブライダルスタッフ

こういった仕事に就いているHSPは、疲れるかもしれませんね。

当記事では、HSPが接客業で疲れる理由と対処法を解説しています。

疲れる原因を知っておくことで、自分に合った働き方を見直すヒントになるでしょう。

HSPが接客した体験談と本音もお伝えするので、ぜひチェックしてくださいね。

HSPが接客業で疲れる・イライラしやすい理由

考え事をする女性

HSPが接客業で疲れたり、イライラしたりする原因は、主に以下の6つです。

HSPが接客業で疲れる・イライラしやすい理由
  • 周りの視線が気になりやすい
  • 突発的な対応を求められる
  • 電話対応が多い
  • マルチタスクを求められる
  • シフト制の仕事が多い
  • 土日休みとは限らない

接客業で疲れやイライラを感じやすい原因を知ることで、適切な対処法が見えてきます。

接客業に疲れているHSPはぜひチェックしてくださいね。

周りの視線が気になりやすい

HSPが接客で疲れる理由のひとつに、周りの視線が気になりやすいことがあります。

繊細なHSPは、周囲の人にどう思われているのか気にすることが多いですよね。

HSPは接客中にお客さんの視線を感じて、

あのお客さん、ずっとこっち見ている…

メニューを持っているから、私を待っているんだ…

などと考え、疲労が溜まりやすいのです。

接客業は常に人の視線を受ける仕事であるため、敏感なHSPは疲れやすいでしょう。

突発的な対応を求められる

突発的な対応を求められることも、HSPが接客に疲れる理由です。

HSPは深く思考できる分、スピーディーな処理や対応が得意ではありません

しかし接客業は、お客さんの気分や都合によって突発的な対応を求められます。

さっきの注文、やっぱりキャンセルで

予定が変わったから、すぐに〇〇の準備して!

など言われると、HSPはなかなか切り替えができずイライラしてしまいます。

上手に乗り切れたとしても、仕事のあとはグッタリ疲れるでしょう。

電話応対が多い

HSPが職場で疲れるのは、電話対応が多いことも理由のひとつです。

声のトーンで人の機嫌を強く感じ取ってしまうHSPは、電話対応に苦手意識を感じやすいでしょう。

相手の声色で

この人、すごく急いでいるな…

とわかると、HSPは焦りとストレスを感じます。

また電話対応を見ている周囲の人たちが気になってしまうことも、疲れる原因のひとつです。

電話対応が多い接客業では、HSPは疲れを感じやすいでしょう。

マルチタスクを求められる

マルチタスクを求められることも、HSPが接客業に疲れる理由のひとつです。

ひとつの情報をじっくり考えるHSPは、マルチタスクが苦手な傾向があります。

HSPは複数の仕事を並行すると、思考する時間が取れなくなりパニックになるでしょう。

またパニックの途中で新しい仕事が入ってくると、イライラする原因になります。

接客業は、マルチタスクが求められる仕事です。

ひとつの仕事にじっくり打ち込むのが好きなHSPは、接客業に疲れやすいといえますね。

シフト制の仕事が多い

HSPが接客業に疲れる理由のひとつに、シフト制の仕事が多いことが挙げられます。

HSPは変化に対応することが苦手なため、仕事の時間がバラバラであることはストレスです。

しかし接客業はお客さんの人数によってスタッフの数が変わるため、毎日同じ時間で働くことが難しいケースも多いでしょう。

また忙しい時間帯にシフトに入る必要があるので、ピリピリした現場で働くことになってしまいます。

自分のペースを乱されるのが苦痛なHSPにとっては、シフト制である接客業は疲れるでしょう。

土日休みとは限らない

土日が休みと限らない点も、HSPが接客業に疲れる理由です。

決まった休みがないことは、安定を求めるHSPにとってストレスになります。

また人の機嫌が気になるHSPは、休みを取る際に気を遣いがちです。

休みを取るにしても、

火曜日は忙しいから、休みを取らない方が良いかな…

今日、休みを取ったのは迷惑だったかも…

など考えてしまい、なかなか気が休まりません。

土日が休みと決まっていない接客業は、HSPにとって疲れる仕事といえますね。

HSPは接客業が疲れるって本当?リアルな体験談を大公開

アイデアとコメント

ここまでで、HSPが接客業で疲れる理由を紹介しました。

しかし、HSPだからといって必ずしも接客業に向いていないわけではありません。

むしろ、HSPだからこそ接客業の中で強みを発揮できるケースもあるのです。

以下では、HSPの僕が実際に5つの接客業を体験して感じた本音やメリット・デメリットを大公開します。

HSPのリアルな接客の体験談
  • コンビニと高級レストランでは疲労度が違う
  • お客さんの喜ぶ顔や「ありがとう」の声が嬉しい
  • 突発的な仕事が多くてパニックになる

リアルな体験談を読むことで、HSPがストレスなく接客業をこなすためのヒントも見えてくるはずです。

あなたの現状と照らし合わせつつ、ストレスのない働き方へと見直すきっかけにしてみてくださいね。

コンビニと高級レストランでは疲労度が違う

コンビニと高級レストランでは、疲労度がまったく違います。

正直、コンビニではクレーム気質や口が悪いお客さんが多かったです。

それに比べて高級レストランや百貨店のお客さんは優しく、余裕のある人がほとんどでした。

ミスをしたときやサービスが遅れたとき、コンビニではひどく怒られることが多かったです。

それに対して、高級レストランや百貨店では

忙しそうだね。ゆっくりで大丈夫よ。

と言ってもらえました。

その店舗で提供している商品やサービスの値段が高いほど、客層が良く疲れにくいと感じましたね。

お客さんの喜ぶ顔や「ありがとう」の声が嬉しい

大変な接客業ですが、お客さんから感謝の言葉を聞けるのは嬉しいですね。

顔を見て

ありがとう!

と言ってもらえるのは、対面ならではの良さだと思います。

また自分のサービスでお客さんの笑顔が見られるのも、接客の嬉しい点です。

とくに子どもは、運ばれた料理やおもちゃを見てパッと笑顔になるので、接客の疲れも一気に吹き飛びますね。

突発的な仕事が多くてパニックになる

僕がHSPでとくに接客が辛いと感じたのは、突発的な仕事が多いときでした。

ただでさえ接客はマルチタスクなのに、緊急性の高い仕事が次々と舞い込んできます。

とくに飲食店の場合、お客さんが混む時間は大体決まっているので、ピーク時は本当に忙しくて心も体もクタクタ

3~5組のお客さんにほぼ同時に呼ばれて、急ぎの要求を受けたときは、パニックでミスを連発しました。

ヘトヘトになって帰宅した後も

やっぱり接客は向いてないのかな…

とネガティブになることが多かったです。

HSPで接客業が疲れるときの対処法|向いてないなら働き方を見直そう

ガッツポーズをする笑顔のビジネスウーマン

HSPで接客が疲れると感じるのは、環境が合っていないからです。

自分に合った環境で働ければ、接客業であろうと他の仕事であろうと、HSPの強みを活かせますよ。

HSPがストレスなく働ける環境を手に入れる手段は、以下の3つです。

HSPで接客業が疲れるときの対処法
  • 部署移動の交渉をする
  • 客層の良い接客業を選ぶ
  • 在宅ワークに切り替える

ぜひ対処法をチェックし、今のストレス過多な環境を一日でも早く抜け出しましょう。

部署異動の交渉をする

HSPが接客業で疲れる際の対処法のひとつが、部署移動の交渉をすることです。

勤めている会社に別の部署があれば、部署移動を交渉する価値は十分にあります。

部署異動の希望を出す際は、以下のような仕事がおすすめです。

  • 人事・総務
  • デザイン・企画
  • 広報
  • 事務職など裏方の作業

部署移動の交渉をする際は、

〇〇の仕事を経験してみたいです!

などポジティブに意見を述べることがポイントですよ。

接客には向き不向きがあるため、合わないと思うなら耐え続ける必要はありません

部署移動の交渉をして、自分に合った働き方を手に入れましょう。

客層の良い接客業を選ぶ

HSPで接客業に携わるなら、客層の良い接客業を選ぶことが大切です。

理不尽な要求やクレームが少ない接客なら、刺激を受けやすいHSPでもストレスなく働けるでしょう。

とくに以下のいずれかに当てはまる場合は、客層が良く働きやすい可能性が高いです。

  • 商品やサービスの値段が高い
  • アルコールが提供されていない
  • 会員制や予約制を採用している
  • 少人数へのサービスを重視している

例えば、以下のような店舗の接客業は、HSPでも比較的働きやすいでしょう。

  • 高級ホテル
  • 高級レストラン
  • 本屋
  • ジュエリーショップ
  • 高級百貨店
  • 不動産

同じ接客業であっても、居酒屋とホテルでは客層がまったく違います

客層が違えば、求められる接客態度やマナーも変化します。

私、接客向いてないのかな…

と思っている人も、客層の良い接客業に変えるだけで楽しく働けるようになるでしょう。

在宅ワークで生きていく

接客業が疲れるHSPは、いっそのこと在宅ワークで生きていくのもひとつの対処法です。

自宅でできる仕事であれば、人間関係のストレスは一切ありません。

対面で人と関わる機会が少ないため、HSPが周囲の視線で疲れることもないでしょう。

また、自分で仕事の時間や量を決められるので、マルチタスクや突発的な仕事にイライラする機会も減ります。

休みの日を自由に決められるのも、嬉しい点ですね。

在宅ワークと聞くと難しく感じるかも知れませんが、コツをつかめば案外難しくありません

むしろ、在宅ワークはHSPの天職なので、ぜひ積極的にチャレンジしてみましょう。

HSPで接客業が疲れるのは当然!自分に合った仕事を見つけるのが先決

OKサインを出している女性

接客業はただでさえ刺激が多いため、敏感で思考が深いHSPが疲れるのも無理はありません。

そのため、HSPは無理して今の環境に適用しようとするよりも、自分に合った働き方へとシフトするほうがよほど現実的ですよ。

そのためにもまずは部署異動や、客層の良い店舗への変更を検討してみてください。

接客業は疲れるから辞めたい…

という人は無理せず、接客なしの在宅ワークのみで生活するスタイルもおすすめです。

在宅ワークなら対面のコミュニケーションがほとんどないため、人目を気にせずストレスフリーに働けますよ。